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乃木と櫻と日向 2



~~乃木城~~

麻衣:欅共和国…

奈々未:厄介な敵が出てきたもんだねぇ

麻衣:それで?
さゆりんたちの被害状況は?

絢音:はい
私が戦場を離れる時には緑猿隊の第1、第2部隊が全滅、部隊長らも討ち死にです。
また、日奈子さん、みり愛さんも欅の織田奈那と言う相手と交戦中でした。

麻衣:…わかったわ
ありがとう、しばらく休むといいわ

絢音:ありがとうございます
失礼します

'ギィー…バタン'

奈々未:…緑猿隊と言えば林檎隊でも1,2を争うほど強力な部隊よ、それを全滅させるなんて…

麻衣:鳥居を潰してから2年も隣国に情報を一切漏らさなかった国だもの
驚くことじゃないわ

奈々未:確かに…
言われてみればそうね

真夏:まいやん!ななみん!
林檎隊が帰ってきたよ!

麻衣、奈々未:!?

奈々未:わかった!
さゆりんと部隊長たちは全員会議室に招集させて。
あと、今回の戦いについては箝口令を敷いて


麻衣:他の隊の隊長たちも会議室に集合させておいて

真夏:了解

~~~乃木城 廊下~~~
??1:なんで、うちら呼ばれたん?

??2:さぁね、鳥居との戦いの最終段階にでも入りますよー。ってじゃない?

??3:そんな単純だったらいいけどね

??4:せっかく今日休みだと思って一日中巻物読もうとしてたのに

??5:まぁ、大事じゃないことを祈るしかないね

~~~乃木坂 会議室~~~
麻衣:みんな集まってくれてありがとうね
って言ってもさすがに全員は揃わなかったかぁ

??1:そりゃ招集がかかったらみんな来るわ
暇な人たちだけはね!

奈々未:感謝を伝えられてるんだから受け取っておけばいいのよ笑
なぁちゃん

七瀬:確かに、それもそか

??2:それで?なんで隊長全員集めたの?
それとさっき出ていったばっかりのさゆりん達がもう帰ってきてることはこの集合に関係ある?

麻衣:ちゃんと順番通りに話すから待ってて
生駒ちゃん

里奈:ごめんごめん

麻衣:じゃあ、話を始めようか
実は、鳥居国は2年前に潰されていた

西野、里奈、??3,4,5:!?

??3:はぁ?どういうこと?
鳥居国はつい先日まで戦争してたじゃない。
今日だって鳥居から仕掛けられたってことで林檎隊が出ていったわけじゃない!
それが2年前に潰されてたって

??4:落ち着いて!玲香!

玲香:落ち着いてられるわけないでしょ!?
何年戦ってきたと思ってるのよ!?
それが2年前にはなくなっていた!?
冗談じゃないわ!
逆になんで若月は落ち着いてられんのよ!

若月:私も頭の中は今だってぐちゃぐちゃよ!
でも、まいやんたちが嘘を言ってるようには見えないし、何より…なんで林檎隊所属の3隊長のうち2人がいるのに日奈子だけがいないのよ!

??4:ねぇ、さゆりん
あなたたちがここにいること、
そして日奈子が居ないことは、その鳥居国を潰した勢力と戦って、負けたってことなの?

沙友理:かずみん…
そう…だよ…
今朝、敵陣を見たら鳥居の旗がたってた
いつものようにやれば負ける相手じゃないと思って、先鋒はきいちゃんに任せた
でも、開戦して、1時間も経たないうちに緑猿隊は総崩れ
絢音から戦況を聞いて他の部隊を救援に向かわせようと思ったけど、直ぐに伊織から報せが入った。きいちゃんと、みり愛が討たれたって…
その報告をしてくれた伊織も直ぐに息を…

七、里、高、玲、若:…

奈々未:絢音からの報告では鳥居を潰して新たに作られた国は欅共和国という名前みたい

若月:欅共和国…

麻衣:まだ誰がトップにいるのか、
どう言った戦力を持っていて、部隊が存在するのかも分かっていない
けれども一つだけ言えるのは、今までのような敵と思って舐めてかかると、こちらが全滅するということよ

奈々未:これから欅との戦いは確実に増えていく。私たちが後手に回ることが少なくなるようにも欅共和国に探りを入れようと思ってる。
なぁちゃん、白避隊から何人かスパイを送れないかしら

七瀬:…わかった
すぐに送れるような面子を揃えたるわ

麻衣:ありがとう
どんな些細なことでも、関係がなさそうなことでも知らせてちょうだい。
みんなも、国境近くで感じたこと、なんでもいいから何かあったら報告してね
それじゃあ、解散

会議室は、会議が始まる前と比べ物にならないくらいに殺伐とした空気が流れていた

一方の欅共和国では

織田:んー
あの渡辺ってやつはあんまり強くなかったな、
でも、北野は結構いい感じにやり合ってくれたなぁ。でも1番殺り合いたかったやつとは結局やれなかったしなぁ

??:何ブツブツ喋ってんのよ

織田:ん?
あー、もんちゃんじゃん

鈴本:帰ってくるの早すぎない?
ちゃんと乃木のやつら倒してきたの?
まだ半日も経ってないよ?

織田:一応緑猿隊とかいう奴は潰してきたよ
あいつら、平和ボケしちゃって私の部隊だけで手こずってんだもん。笑っちゃったよ

鈴本:織田奈那の部隊で手こずってるなら相手にもならないかな?
だって、織田奈那たち、欅共和国で1番最弱の部隊だもんね笑

織田:違いますぅ!
1番のびしろのある部隊なんですぅ!

鈴本:とりあえずゆっかーとてちに報告してきな
乃木皇国は簡単にひねり潰せるって

織田:んー
ところがそうでもなさそうだったんだよね

鈴本:?なにか不安でも?

織田:一瞬だけ見えたんだよ。
あいつら林檎隊の隊長が、
そいつだけはりさやゆいぽんぐらいのレベルのぐらいに感じたんだよね

鈴本:へぇ〜
織田奈那がいうならそうなんじゃない?
あんたの目は嘘つかないし

織田:意外と退屈しないで済みそうだけど、こっちももう少し準備はしっかりしていった方がいいかもしれない。
ゆっかー達にはそう伝えておく

鈴本:その方がいいかもね
あ、それと、なんか変な部隊作るみたいだよ

織田:変な部隊?

鈴本:そう。
なんか、諜報活動とかをメインにはやらせるらしいけど、実践にも駆り出して、色々使い勝手がいい部隊。

織田:なんだその部隊
召使いみたいな部隊じゃん

鈴本:私も詳しいことは知らないんだけどね
けど、その部隊から成長してきた時にもし、私たち隊長並に活躍できそうだったら入れ替えもあるかもね

織田:それはだるいなァ笑
まぁ、でも、私達もこの地位を手に入れるまで簡単じゃなかったんだ。
そう易々と手放したりはしないよ

鈴本:それもそうだよね

織田:それで?
その部隊はもう名前とかあるの?

鈴本:んーとね、
確か
"ひらがなけやき"
だったかな?

織田:なんだ?
そのひらがなけやきって

鈴本:私も詳しくは知らないけど、
今後どんな部隊にでもすぐに馴染めるようにみたいな願掛けも込めてるみたい。
まぁ、部隊にはなじめることが出来ても、隊長になれるかは別だけどね笑

織田:それはそうだ笑

〜to be continue

この物語はフィクションです

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