乃木と櫻と日向 3
〜〜欅共和国内 欅城司令室にて〜〜
織田:て感じで、林檎隊の緑猿隊の隊長さんと副隊長さんは討ってきたし、欅共和国の建国について乃木皇国さんに教えてきたよ
ゆっかー
菅井:ありがとね
これでやっと私たちも覇権争いに加わっていけるよ
織田:それにしても別に教えなくてもよかったんじゃない?
どうせそのうち嫌でもわかるでしょ
わざわざギリギリ逃げることができそうなくらいに手加減する方が難しかったよ
菅井:教えてあげたほうが私たちのためになるのよ
このために2年もわざわざ負けてあげたんだから
菅井の作戦はこうだった
①乃木皇国に鳥居には圧勝できると思い込ませる
同時に鳥居のいらなかった奴らも討ち取らせる
②いつも通り攻めてきたのを返り討ちにしようと誘い込む
③突っ走ってきた部隊を強襲し、隊長格を潰す
④この時わざとこちらの情報を持った者をギリギリで逃し相手に情報を流す
⑤乃木皇国が困惑している間に領土拡大
実際にこの作戦は④まで成功している
あとは⑤の作戦のために軍を出陣させるだけである
菅井:とりあえずおだななはゆっくり休んでていいよ
次の作戦は青マリに出てもらうから
織田:え!?青マリ出させるの?
それは乃木さんかわいそうだなぁ笑
菅井:あっちが困惑しているうちにこっちからガンガン攻めなきゃ意味ないじゃん
それに青マリと別にてちにも出てもらうよ
織田:…それはもう敵に同情するしかないな
あ、そういえばなんだけど
菅井:ん?
織田:ひらがなけやきってどんな部隊?
菅井:あー…
おだななには説明してなかったっけ?
実は特例で隊長試験に合格した人がいてね
その人のための部隊を新設したのよ
織田:特例?
菅井:そう
一回合格が出ていたんだけど彼女は鳥居のお偉いさんの娘だったのよ
織田:え!それなのに隊長にしたのか!?
菅井:最後まで話を聞いて?
だからもしものことがないように新しい部隊を作ったの
しかもその部隊は武器も持ったことのないような新人たちだけの部隊だから何かあっても簡単に対処できるようにしといたから
織田:なるほどねぇ
ついでにその部隊の隊長の名前は?
菅井:“長濱ねる”よ
織田:長濱ねる…
菅井:そのうちみんなと顔合わせもするつもりだから
織田:わかった
それじゃ、私は家に帰って寝るわ
じゃあね〜
菅井:ゆっくり休んでね〜
〜〜欅共和国 廊下〜〜
織田:長濱ねる…
聞いたことがあるような気がする…
??1:あれ?おだななじゃん
??2:何か難しい顔してる…
織田:ん?あ、りさとゆいぽん
由依:何難しい顔してるのよ
織田:なんでもないよ笑
理佐:それにしても帰ってくるの早かったんだね
どうだった?乃木は
織田:思ったよりも手応えなかったね
あんなに弱いならもっと早くに仕掛けてもよかったんじゃない?
由依:作戦聞いてたでしょ?
2年であの作戦が終わったのすごいんだよ?
理佐:そうだよ
ゆっかーが国内をまとめ上げてくれるスピードと鳥居の奴らを戦場に送り込んでくれたスピードがスムーズだったから終われたんだよ
織田:まあねぇ
あ、そういえば次は青マリとてちの番だってよ
由依:え、まだ私じゃないのかよ
織田:まぁまぁ
理佐:それにしてもてちまで出させるなんてね
織田:ほんとだよね
ゆっかーにしては珍しく最高戦力まで出させるんだから
由依:初戦はちゃんと取って起きたいってことでしょ
尚更私も出して欲しかった…
理佐:次のとき出してもらえるようにゆっかーに志願してきなよ
由依;それあり!
今すぐ行ってくる!
由依は走って司令室に向かった
理佐:あんなに戦闘狂だから狂犬なんて呼ばれるんだよ
織田:あははは笑
確かにそうだね
そういえば理佐?
理佐:ん?
織田:“長濱ねる”って知ってる?
理佐:長濱ねる?
あ〜、新しい部隊の隊長になるとか言ってた子だ
その子がどうかしたの?
織田:なんか引っかかるんだよねぇ
理佐:うーん
特に心当たりもないけど、おだななの勘とかは当たるからなぁ
私のところで調べておくよ
織田;ありがと
あ、そういえばてちに報告してない!
行ってくる!
理佐:行ってらっしゃーい
〜〜乃木皇国 会議室〜〜
麻衣:ありがとう
急な召集に集まってくれて
“美彩“
衛藤:私の仕事だからね
それで?
なぁちゃんから聞いたのは欅共和国の偵察って聞いたけど
麻衣:その通り
できたばかりの国ってこともあって何一つ情報がないから
少しでも集めてきて欲しいの
期限は…一ヶ月もあれば足りる?
衛藤:十分すぎるね
じゃあ一ヶ月後にまたここで
麻衣;無事を祈ってる
衛藤は会議室を出て欅共和国に向かった
麻衣:欅共和国か…
奈々美:考えすぎてもいいことはないわ
今は美彩の報告を待ちましょう?
麻衣:そうね…
それと、玲香と金剛隊に国境警備の強化の命令を
私が欅の司令官だったら確実に今攻め時だから
何かあっても対応できるようにさせておいて
奈々美:了解
〜〜to be continue
この物語はフィクションです