Sing
Sing
東京のどこかの路地裏でひっそりと営業してる喫茶店
スタッフは男1人と女2人
12月25日
○○:はぁ…
梅澤:ため息つかないの
○○:クリスマスにバイトしてて、目の前でリア充がイチャイチャしてればため息の一つや二つも出ますよ
梅澤:それもそうか笑
○○:クリスマスってキリストの生誕を祝う日ですよ?
それなのにリア充がイチャイチャする日に変わって、キリストもショック受けてますよ
梅澤:笑笑
確かにそうかもしれないね笑
○○:はぁ〜
梅澤:また、ため息ついてる
○○:すいません
梅澤:彼女いないの?
○○:嫌味ですか?
梅澤:いやいや、○○って顔も悪くないし性格いいからいるもんだと思ってたからさ、クリスマスにバイト入れてたからびっくりしたんだよね
○○:生まれて20年1度も彼女できた事ないですよ
梅澤:あら、それはごめん笑
○○:逆に梅澤さんは彼氏との予定なくなったんですか?
ずっとクリスマスは入れないって言ってたじゃないですか
梅澤:別れた
○○:…ごめんなさい
梅澤:気にしないで笑
私から別れたんだから
○○:何かあったんですか?
梅澤:うーん
私も24になったし、もうそろそろ結婚とかも考えてたんだけどね
けど、彼氏は全然結婚なんて考えてなかったみたいでさ
○○:まぁ、男からしたら収入が安定したらとか、もう少しお金に余裕が出来たらとか考えますからね
梅澤:そうかもしれないけどさぁ
私からしたら今すぐ結婚したかったのに
○○:まぁ、そんなこともありますよ
梅澤:まぁ、そんなこと言ってたような気がするけど、多分建前なんだよね
○○:?
梅澤:浮気してたのよ
○○:あぁ…
梅澤:前見かけてさ
軽くカマかけたんだけど、そう簡単に乗ってくれなくてね
だから、浮気相手と一緒にいるところに突撃したの
あんたとはこれで終わりってね
○○:梅澤さんらしいですね笑
梅澤:だから、予定もなくなったし、じゃあ、出勤しようかなって
○○:なるほど
でも、クリスマスにこんな店来る人なんてほとんど居ないと思いますよ
梅澤:まぁね
クリスマスにまでこんなボロボロのカフェ来ようとは思わないよ
店長:聞こえてるぞー
○○,梅澤:あ、ごめんなさい
店長:冗談だよ笑
私が好きでこんな感じの雰囲気にしてるんだから
○○:飛鳥さんぽいですね
飛鳥:おい、なんだ?
○○くんからしたら私はお金ないように見えるのか?
○○:いいえ、そんなこと言ってません
飛鳥:…まぁ、いいや
そんなに仕事したいなら外で呼び込みしてきてよ
○○:え?カフェで呼び込みですか?
飛鳥:さすがに売上がやばいからねぇ
てことでよろしく
お客さん20人か10組引けるまで戻ってきちゃダメだよ
○○:えぇ
飛鳥:…
○○:…わかりました
行ってきます
飛鳥:よろしい
○○:はぁ
ガチャ…バタン
梅澤:飛鳥さんそんなに売上悪いんですか?
飛鳥:いや?
こっちは趣味でやってるようなもんだから売上あんまり気にしてないよ
梅澤:まぁですよね
本業女優なんですから
飛鳥:それを言ったら梅もアイドルでしょ?
今日だって本当は仕事入ってたんじゃないの?
梅澤:実は私卒業するんです
飛鳥:あら、ついにかぁ
梅澤:もぅ、私がいる必要ないかなって思いまして
いつまでもいて乃木坂におんぶにだっこじゃいけませんから
飛鳥:確かにねぇ
卒業したら芸能界残るの?
梅澤:いえ、引退します
飛鳥:え?それは意外だったわ
梅澤:もう、やりきったかなって思って
それに飛鳥さんがつくったこのカフェで就職させてもらおうかと
飛鳥:私からしたら断る理由ないけど
ほんとにいいの?
梅澤:はい
飛鳥:…○○
梅澤:ピクッ
飛鳥:笑
だと思ったよ
梅澤:いやいやいや、卒業の理由はほんとにやりきったからですからね?
飛鳥:そこは分かってるよ
梅がそんな恋愛したいからやめるなんて考えられないし
梅澤:卒コンは飛鳥さんと一緒で5月で東京ドーム予定です
飛鳥:そっか…
梅澤:はい
招待するんで来てくださいね?
飛鳥:わかった
○○のことは呼ばないの?
梅澤:最後だから呼ぼうかと
飛鳥:そこで告白かな?笑
梅澤:ちょっと!飛鳥さん!笑
飛鳥:笑笑
~○○視点~
○○:カフェで客引きって…
しかも寒いし
??:キョロキョロ
○○:?なにかお探しですか?
??:あぁ、すいません
喫茶Singってどこにあるか分かりますか?
○○:あぁ、分かりますよ
良ければご案内しましょうか?
??:すいません
お願いしてもいいですか?
○○:大丈夫ですよ
~喫茶 Sing~
○○:戻りました〜
飛鳥:お、お客さん呼び込めたか?
○○:ここを探してる方がいて、案内してきました
飛鳥:ほぉ…珍しい
その方はどこに?
○○:呼んできますね
こちらになります
??:飛鳥さん!
飛鳥:おぉ、えんぴーじゃん
久しぶり
遠藤:お久しぶりです!
元気でしたか?
飛鳥:元気だったよ
えんぴーは?元気?
みんなも元気にしてる?
遠藤:元気ですよ
かっちーたちもみんな元気にしてます
飛鳥:そっかそっか
それなら良かった
ところでなにかしたのか?
遠藤:梅澤さんいますか?
飛鳥:あぁ、梅に用事か
ちょっとまってて呼んでくるから
うめー!お客さーん!
梅澤:はーい
…お待たせしました、って、さくじゃん
どうかした?
遠藤:梅澤さんほんとに卒業するんですか?
梅澤:あ!ここでその話は!
○○:ん?
卒業?梅澤さんて大学生なんですか?
遠藤:え?一緒に働いてるのに梅澤さんのこと知らないんですか?
梅澤さんは本業は乃木坂46っていうアイドルですよ?
○○:え?
飛鳥:あーあ
梅澤:はぁ…
遠藤:え?
もしかして言っちゃダメでした?
○○:梅澤さんが…アイドル?
梅澤:…そうだよ
私はね乃木坂46っていうグループでキャプテンやってるの
まぁ、5月で卒業するんだけどね
○○:へ?
飛鳥:えんぴー、ちょっとおいで
遠藤:あ、はい
○○:どういうことですか?
彼氏がどうとか言ってたじゃないですか
全部嘘だったんですか?
梅澤:…そうだよ
急に休んだり、あんまり出勤しなかったのもアイドルとして仕事が入ったりしてたからだよ
○○:…
梅澤:最初は言わないといけないって思ってたんだけどさ、○○が私の事気づかないで普通の一般人として接してくれてるのが嬉しくなってきてさ、
ずっと黙っててごめんね?
○○:いや、なんか、頭回ってない…
梅澤:ついでに、飛鳥さんもさっき来た遠藤さくらも乃木坂だよ
飛鳥さんは卒業してるけどね
○○:えぇ
梅澤:まさか、ここまでバレないと思ってなかったけどね
○○:それは、すいません
テレビとか一切見ないので
梅澤:うんうん笑
知ってた
けど、私たちからしたらその空気感がほんとに嬉しかったんだよ
○○:…卒業しちゃうんですか?
梅澤:そうだね
もうやりきった感があったからね
○○:もう少し早く教えてくれたら応援してたのに
梅澤:そう言ってくれただけで嬉しいよ
卒業コンサートっていうのがあるから見に来て?
○○:いつですか?
梅澤:来年の5月
○○:絶対に空けときますね
梅澤:そのときに伝えたいこともあるから
絶対だよ
○○:…わかりました
飛鳥:話し終わった?
梅澤:おわりました
○○:飛鳥さんて、アイドルだったんですね
飛鳥:梅ー!
私のことも教えたのかー!
梅澤:私だけバレるのも嫌だったんで一緒に教えちゃいました
飛鳥:まぁいいけど
知られて困るような事じゃないし
○○:てか、アイドルだったらこんなところでバイトしてなくてもいいんじゃないですか?
梅澤:まぁそうなんだけどね
飛鳥さんがさ
~~~~~~~~~~~~~~~~
飛鳥:梅〜、ちょっと話あるんだけどさ
梅澤:何かしましたか?
飛鳥:私と一緒に喫茶店やらない?
梅澤:はい?
飛鳥:だから〜、私と一緒に喫茶店やらない?
梅澤:いや、聞こえてなくて聞き直したわけじゃないんですよ
飛鳥さん俳優もやってるじゃないですか、
それで喫茶店なんてやったら大変なことになりますよ?
飛鳥:それは大丈夫
考えがあるから
梅澤:だとしても…
飛鳥:私のことは置いといて
どう?やらない?
梅澤:いや、でも、グループのこともありまし、他の仕事もありますから…
飛鳥:それは大丈夫
秋元先生にも今野さんにも確認済み
支障きたさない程度に手伝ってくれれば問題ないって
梅澤:もう、外堀から埋められてたんですね笑
わかりました
飛鳥さんと一緒にいられるならやりますよ
飛鳥:ありがとう
じゃ、明日ここに来て?
梅澤:明日!?
~~~~~~~~~~~~~~~
梅澤:ってことがあってね
飛鳥:懐かしいなぁ
○○:いや、それはもう、断れない…
遠藤:なんで私のこと誘ってくれなかったんですか!
飛鳥:えんぴーだとなんか、やらかしそうだったし…
梅澤:確かに
遠藤:そんなことないです!
飛鳥:あとは、まぁ、1番信頼出来るのが梅だったってことかな
○○:話が色々飛びすぎて…
飛鳥:まぁ、そんな話置いといてほら、梅?
さくちゃんの質問に答えてあげなよ
遠藤:質問?
飛鳥:あんたが忘れるのかい!
梅に質問があってきたんじゃないの?
遠藤:あ!そうでした!
梅澤さん、ほんとに卒業しちゃうんですか?
梅澤:そうだね
もう、やりきったからね
それにさくたち後輩も成長してくれたし
遠藤:…まだまだいて欲しいです
梅澤:ごめんね
でも、もう決めたことだから
遠藤:…
梅澤:さく?
遠藤:…はい
梅澤:さくたち4期生はもう先輩なんだよ?
5期生の子たちが入って、6期生ももうすぐくるし、その子たちはみんなあなたたちに憧れて入ってきてくれてるの
だから、あなたたちがいつまでも私たち3期生に頼りっぱなしじゃ示しがつかないでしょ?
遠藤:…
梅澤:大丈夫
なにかあったらいつでも相談に乗るし
5月まではグループの一員だから
それまでいっぱい思い出作ろ?
遠藤:…はい!
梅澤:うん!いい返事
飛鳥:さ、話も落ち着いたし、えんぴーなにか飲んでく?
遠藤:じゃあ、ブラックコーヒーひとつとみたらし団子で
○○:(すごい組み合わせだな…)
遠藤:そういえばあなたのお名前は?
○○:あぁ、橋本○○です
遠藤:橋本…お姉さんいる?
○○:はい、いますよ
今はなんか、ソニーミュージックで働いてるとか…
昔は芸能界にもいたらしいですけど、あんまりそういう話しなかったし、興味もなかったので詳しくは分からないですけど
飛鳥:…お姉さんの名前は?
○○:奈々未って言います
橋本奈々未
○○以外:え…
梅澤:写真ある?
○○:ありますよ
たしか…あった、これです
○○以外:奈々美(さん)!!
○○:知り合いでしたか?
飛鳥:知り合いも何もメンバーだよ!
今も乃木坂の裏方で働いてる!
○○:え、そうだったんですか?
梅澤:世間て、狭いんだな…
遠藤:はい…
~5月中旬~
○○:デケェ…
飛鳥:ビビってるの?
○○:そんなことないです!
飛鳥:笑
ほら、行くよ
○○:はい
??:あら?○○じゃない
○○:あ、ねぇ…
飛鳥:奈々未ー!!
奈々未:飛鳥〜!
え?ちょっとまって、なんで○○といるの?
飛鳥:そりゃあ、○○は喫茶Singの店員だから
奈々未:はい?
○○!そんな大事なこともっと早く言いなさいよ!
○○:だって姉ちゃんと知り合いだなんて思わないじゃん
奈々未:何馬鹿なこと言ってるのよ
どんだけあんたに乃木坂のこと叩き込んだと思ってるの
○○:ばっ…
飛鳥:ん?
○○乃木坂のこと知ってるの?
奈々未:私の弟なのに知らないわけないでしょ
まぁ、LIVEには1回も来たこと無かったけどね
○○:関係者席ではね
普通に応募して当たった時はいってたよ
奈々未:なにそれ
お姉ちゃん知らないけど
○○:だって言ったら楽屋に連れ込もうとするじゃん
奈々未:当然じゃない
私のかっこいい弟紹介しないといけないんだから
飛鳥:奈々未って、もしかしてブラコン?
○○:はい
周りが引くくらいブラコンです
奈々未:変なこと言わないで
ブラコンじゃないよ
○○のことを愛してるだけ
飛鳥:それをブラコンていうんだよ
奈々未
奈々未:まぁ、そんなことは置いといて
ここにいるってことは誰かの招待?
○○:うん
梅澤さんからチケットもらって
奈々未:あぁ〜
そういえば梅ちゃんも飛鳥のところでバイトしてるんだったね
飛鳥:そうそう
奈々未:私の招待は受けないくせに梅ちゃんの招待は受け取るんだ
○○:梅澤さんにはお世話になってるからね
見に来て欲しいって言われて断る訳にいかなかったから
奈々未:私にはお世話されてないってことかな?
せっかくあんたの学費稼ぐためにアイドルやってたのに
○○:いや!そういうことじゃなくて!
奈々未:笑笑冗談よ
もうすぐ時間だから席に行きな
私は準備あるから
飛鳥、あのことはよろしくね
飛鳥:わかった
○○:まさか、姉ちゃんに会うとは
飛鳥:○○くん?
○○:はい?
どうして急にくん付け…
飛鳥:私たちが乃木坂って知ってたね?
○○:…はい
飛鳥:どうして黙ってたの?
○○:実は…
~~~~~~~~~~~~~~
○○:はい?
奈々未:秋元先生と今野さんがあんたのこと呼んでるのよ
○○:会ったことないけど?
奈々未:私が写真見せたからね
○○:はぁ…
外で俺の事話題に出すなよ
奈々未:しょうがないじゃない
○○かっこいいんだから
○○:で?なんで呼ばれてんの?
奈々未:それは私も分からない
けど、伝えたからね?
明日の10時にここに行って
○○:はいよぉ
○○:失礼します
秋元:お、来たね
今野:待ってたよ
○○:初めまして、いつも姉がお世話になってます
秋元:そんなに畏まらないでくれ
何も取って食べたりしないよ
○○:はぁ…
それで、今回僕が呼ばれた理由って…
今野:実はね、飛鳥が喫茶店をやりたいと言い始めてな
○○:はい?
今野:そこでバイトしてくれないか?
○○:…ほ?
秋元:笑
面白い反応をするね
○○:いや、そりゃあ、当然不思議に思いますよ!
1度も会ったことない人の喫茶店でバイトをしてくれなんて言われたら
秋元:君を信頼してのお願いだ
今野:さすがに飛鳥1人にやらせる訳には行かない
当然飛鳥だとバレるようなこともいけないけれど、どうしてもバレてしまう可能性があるからなだから、ボディーガードのような役割も込でお願いしたいんだ
○○:どうして僕を?
秋元:勘
○○:は?
秋元:私の勘は当たるんだよ
○○:いや、だからってそんな簡単に決めていいんですか?
秋元:まぁ、大丈夫だ
人目のつかないような喫茶店にするから
あとは君がどうするかだよ
もちろん喫茶店で働くバイト代とボディーガードとしてこちらからもお金は出す
○○:…わかりました
引き受けさせてもらいます
秋元:ありがとう
君には1ヶ月後に面接を受けてもらうってことにしておくから、
○○:わかりました
秋元:それと飛鳥以外にもメンバーをバイトさせるが、彼女たちには乃木坂を知らないという体で接して欲しい
○○:わかりました
秋元:それじゃよろしく頼むよ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
○○:っていう感じです
飛鳥:はぁ…
そういう事ね
○○:黙っててすいません
飛鳥:いやいや、いいんだよ
何となく勘づいてたから
○○:え?
飛鳥:奈々未の弟とは分からなかったけど
なんとなく、関係者なんだろうなって感じはしてた、どことなく雰囲気も似てる感じだったしね
梅が気づいてたかは分からないけど
○○:さすがですね
飛鳥:まぁね、
人を見るのが仕事だから
○○:確かに笑
飛鳥:さ、始まりそうだし、
○○はここで見てな
私は準備してくる
○○:準備?
飛鳥:楽しみにしてろ笑
~LIVE中~
梅澤:なーなーなななななーななーななな
なーなーなななななーななー
○○:あ、この歌知ってる
三色パンだっけ
梅澤:いやー私もこの曲をついに1人で歌うことになってしまいましてね
ルーレットをしたところで1人じゃ面白く無いって事でメンバー読んでます
おいでー!
バンッ!
梅澤:え?なになに?
スタッフさーん?演出違いますけど!
??1:わ、私は浅草みどりである
本日は水崎氏がこの会場のどこかにいると聞いて連れ戻しに来たんだが、どこにいるのやら…
??2:浅草さーん!
ここだよー!ここー!
浅草:いた!
水崎氏だめじゃよ!
ここは今乃木坂46の梅澤美波氏が卒業コンサートをやっているのじゃから
私たちがいたら迷惑じゃよ!
水崎:えぇー!いいじゃん!
こんなところで大勢の人の事見る経験なんて中々ないよ!アニメの勉強になるよ!
浅草:た、確かに…
すまんな梅澤氏、少しだけおじゃまさせてくれ
水崎:おじゃましまーす
梅澤:え!?飛鳥さん!?山!?
水崎:あれ?あんなところにスイッチが
浅草:だめじゃよ!触っちゃ!
何が起こるかわからんぞ!
水崎:えぇ〜…ポチッとな!
浅草:あぁ!
じゃん!
飛鳥さんからメッセージ
水崎:飛鳥さんからメッセージだって!
浅草:あぁ〜勝手に押しちゃって
まぁ、押しちまったらしょうがねぇ
VTRスタート!
飛鳥:みなさん、お久しぶりです
齋藤飛鳥です
梅、卒業おめでとう
私が卒業してからもう5年が経つんですね
あっという間だったって感じるか、長かったって感じるかは梅次第かもしれないけど、私はあっという間だったかなって思います。
私が乃木坂を卒業して、次の年には美月が卒業して映像研トリオは梅だけになっちゃって、梅は人に頼るのが苦手で、自分1人で抱え込んじゃうことがよくあってこのままじゃ、倒れちゃうんじゃないかな?って心配になることもあったけど、良くキャプテンとしてみんなのこと引っ張ってくれましたね
これからは自分のことに時間を使って残りの人生楽しんでください
齋藤飛鳥
浅草:なんか、私が恥ずかしい…
水崎:なんで、浅草さんが恥ずかしがってるのよ笑
じゃあ、梅!続きよろしく!
梅澤:2人とも…泣かせないでよ泣
○○:飛鳥さん…準備ってこれの事だったんだ
~LIVE終盤~
○○:綺麗…
梅澤:みなさん私の卒業コンサートにお越しいただき誠にありがとうございました
私は3代目キャプテンとして、みんなのことをちゃんと引っ張っていけてたかどうかわかんなかったですけど…
~中略~
私は今日で乃木坂を卒業して、芸能界を引退します
明日からみなさんと接する機会は減っちゃうかもしれませんが、乃木坂にこんなメンバーがいたなって、頭の片隅で思い出してもらうことが出来たら嬉しいなって思います。
そして、お世話になったスタッフの皆さんや、Singのスタッフの皆さん
これからもよろしくお願いします
それでは聞いてください
きっと。
○○:これからも?ってなに?
飛鳥:ふぅ…緊張した
○○:あ、飛鳥さん
お疲れ様です
飛鳥:どうだった?
私の演技
○○:映像研みてたので、とても面白かったですよ
飛鳥:それならば良かったのか?
○○:良かったと思いますよ笑
飛鳥:聞いた?
梅は辞めたらSingで働くんだよ
○○:やっぱり、これからもよろしくって言うのはそういう意味だったんですね
飛鳥:そ、
さぁライブも終わった事だし、行くよ
○○:どこにですか?
飛鳥:いいから、着いてきな
○○:?
飛鳥:梅〜
連れてきたよー
梅澤:あ、ありがとうございます
○○:梅澤さん…
梅澤:来てくれてありがとうね
○○:いいえ、こちらこそお招き頂きありがとうございます
とても綺麗でした
梅澤:ありがとう笑
…覚えてる?
○○:?何がですか?
梅澤:Singで、伝えたいことがあるから絶対に来てねって言ったこと
○○:もちろんです
梅澤:私と付き合ってくれない?
○○:え?
梅澤:最初は一緒に働いてるスタッフくらいの気持ちだったんだけど、たまに来るお客さんに接してる時の○○くんの笑顔がどうしても忘れられなくて
だから…
○○:梅澤さん…
もちろんです
僕でよろしければお願いします
梅澤:ほんとに?
無理してない?
○○:はい!
実は、初めて会った時から一目惚れで…
梅澤:良かったあ
緊張したぁ
○○:笑笑
これからよろしくお願いします
梅澤:ねぇ、敬語やめてよ
○○:え?
梅澤:なんか嫌だ
○○:…
わかったよ美波
~fin