ほぼ未経験広報が就任3ヶ月でやったこと
こんにちは。アクセルラボで広報を担当している濱口です。
私は2021年6月にアクセルラボに一人目広報として入社しました。新卒ではマーケ支援の会社に入り、社会人3年目の時に転職をしました。
私が「ほぼ」未経験と言っているのは、前職で働いていた時に本業を続けながら副業で広報の仕事をしていたからでした。(『広報修行をさせてもらってた』と自分ではよく言います)前職の時から、広報の仕事がしたいと思っていたので、少しでも経験を積むべく副業の形でスタートアップ企業に関わらせてもらっていました。ちょっと話は逸れますが、広報の求人は多くが「事業会社またはPR会社での経験●年以上」という条件があることがほとんど。キャリアチェンジはすんなりとは行きません。(このあたりのキャリア戦略とかについてもいつかnote書きたいと思っています)
さて、少しだけアクセルラボの事業紹介をします。
アクセルラボはBtoBtoC(ハウスメーカーやディベロッパー、工務店などの不動産事業者にスマートホームサービスを提供し、その不動産事業者が生活者に販売する)形式なので、広報としてどのステークホルダーを意識してアプローチするか、というのは大事です。
このnoteでは、2021年6月に入社し、入社3ヶ月くらいでやってきたことをまとめました。「業界理解」「自社理解」「競合理解」「メディアリレーションズ・アプローチ」の項目に分けて執筆しました。最近広報になって何から始めればいいのかわからない人の参考になると嬉しいです!
■業界理解
全く縁のなかった不動産とIoTの業界。まずは業界の理解から始めました。
①業界全体が把握できる本を読んだ
会社の先輩から業界全体が把握できる本を借りて読みました。
入社するまで知りませんでしたが、不動産業界というのはかなり複雑です。
ディベロッパー、マンション分譲、一戸建て分譲、売買、賃貸管理会社…大小含めてさまざまな企業が存在しています。
業界理解をするために、就活生が読むような図解されている本がとてもわかりやすいのでおすすめです。まずは全体像を理解することに専念します。
②Googleアラートで関連用語を登録し、毎日チェック
スマートホームという事業柄、「不動産業界についての勉強」+「テクノロジーに関する勉強」の両方をしなければなりません。テクノロジーの進歩は著しく、常にキャッチアップしていく姿勢が必要です。
毎日のニュースのチェックは、Googleアラートを活用していました。具体的には以下のキーワードを登録して、毎日メールが届くように設定しました。
最低でもニュースタイトルだけでもチェックするようにし、できるだけニュースの中身も読んでいます。同業他社のニュースも入ってくるのでいいインプットになります。
■自社理解
業界について理解するのと同時に、自社の理解もしていきます。業界全体で見たときに、自社の立ち位置や強みを自分の言葉で話せるようになるためには自社理解が必要となってきます。
①入社までに掲載されたメディアを全部調べた
私が入社するまでに掲載されたメディアについて、全て調べました。社長のインタビューも隈なくチェック。
会社としてこのような方向を目指しているんだな
この部分は今と考えていることが一緒だな
この部分は今とは目指す方向が違うかもしれない
というようなことを考えながら読んでいきます。広報として、社長の言葉を代弁できるようになる必要があるので思考を全てインストールするつもりで読みます。
②過去YouTubeに上がっている動画を全部見る
アクセルラボはYouTubeのチャンネルを持っているので、過去に投稿されている動画をチェックしました。
動画の内容はスマートホーム初心者向けのものが多かったので、入社前にも見ていました。何も知らない状態であれば、プレスリリースよりも動画で見た方がサービスのイメージがしやすいかと思います。
③過去のプレスリリースを読む
『動画でざっくりと製品理解→プレスリリースで詳細を知る』順で理解を深めました。
過去のプレスリリースを見て、会社が今までどのような動きを出してきたのかを把握します。会社の「プレスリリースの型」も大体わかってくるので、自分がリリースを作成するときの参考にもなります。
④社内の人に聞きまくる
リリースを読んだり自社理解を進めていると、当然わからないことが出てきます。その時は、社内の人に聞きまくっていました。アクセルラボのメンバーは本当にみんな優しくて、どんなに聞いても丁寧に答えてくれました(大感謝…!!)
「これってどういう意味ですか?」「これってなんでこうなっているんですか?」などなど、聞きまくっていました。
⑤自社製品を家で試す
アクセルラボの社員は、希望者に自社のスマートホーム機器が配られます。自分でイチから設定し、活用しています。
記者さんにスマートホームについて聞かれたとき、自分の家で使っていると実体験を話すことができます。記者に聞かれた時に「わかりません」となるのは気まずいので、技術的に細かいことはまだまだ勉強中なので、担当のメンバーに聞いて記者さんに後でお返事するようにしています。
■競合理解
①営業さんに他社の特徴を聞く
競合他社が、自社とどう違うのかを教えてもらいました。これは特に営業さんに聞くことが多かったです。商談の場で、クライアントと話していると競合の話が出てくる機会が多く、他社動向に詳しいためです。
②カオスマップをチェック
各業界で、カオスマップが存在しています。当社の場合は「不動産テックカオスマップ」を見て、どういう企業が存在するのかを把握しました。
自社が属している「IoT」の分野だけでもかなりの企業が存在します。他社サービスの名前や、サービスの概要も主要なものは覚えました。
③他社製品も使ってみる
自社の製品だけでなく、Amazonで売っている他社のスマートホーム製品も使ってみました。設定方法の違いを学ぶという目的もありますし、「他社製品とはどう違うのかというと…」とメディアの方にも説明できるような準備も目的としています。
■メディアリレーションズ、アプローチ
①掲載されたいメディアのリストを作成
自社の露出を増やすために、まずはどのようなメディアと相性が良さそうか、業界紙を中心に、経済誌、一般紙で掲載されたいメディアをスプレッドシートにリスト化しました。メディア名のリスト化と一緒に、プレスリリースの送付先も記載があれば追記しました。
②勉強会、交流会に積極的に参加
主にメディアアプローチを学ぶために、積極的に勉強会に参加しました。
広報という職種は有難いことに、Twitterで先輩広報さんのnoteや、勉強会の案内がたくさん共有されています。最初は片っ端から勉強会に参加していました。
記者さんとの繋がり、他社広報さんとの繋がりを作るために交流会にも積極的に参加しました。コロナ禍だったので、オンラインでの交流がメインでしたが、最近はリアルでも会えて嬉しいです!
③広報関連の本を読む!
広報関連の本もたくさん読みました。
ここに書いた本はどれも勉強になった本です。何冊か読んでいると、本によって書いていることが似ている部分もあり、「あ、ここは広報として大事な部分なんだな」と理解が深まりました。
まとめ
3ヶ月でやってきたことをまとめました。手探りの状態が続きましたが、書いていると結構頑張ってきたな…と思ってきました。しかし、他社の広報さんと話す度に自分の未熟さに気付かされます。これを書いている2021年12月時点で入社半年になりました。来年も色々と頑張っていきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🥰
結構頑張って書いたので、コメントいただけたり、Twitterでシェアしていただけると嬉しいです!!
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