フィクションと完飲
最近要らない物を捨てて生きやすくなった つまりはゴミの分別が出来るようになって感じたい色を感じられるようになった でもね、彼等がほんの一瞬感じてしまったブルー、もう透明には戻らないらしいの
ねえ、これが透明に見えている人もいるのかな?
ほら、馬鹿なこと言ってないで早く煙草に火をつけなさいよ それが透明なら見えているのかいないのかさえ、まず分からないわ
白濁とした薄汚いスープを無理やり飲まされる 人間ってこんなに汚くて最低なんだ 少し安心したよ
幸せを感じる瞬間の一つ、本を読み終わった時 ぬるぬると生き延びている私を嘲笑ってくるがそれがまた最高 本は私の知らないをくれる それが何百円で買えるならそんな人生も捨てたもんじゃない 誰も分かってくれないと嘆くより、誰かの知っているを取り込むほうがよっぽど賢いじゃんと気付いてからはそれなりに心の余裕を飼い慣らせている気がする