宮古島でビーチを渡り歩いてみた
2023年5月、宮古島へ行ってきました。前回来たのはは20年前、大学生のときでしたが、今回は4人家族になり子供を連れての再訪となりました。
YouTubeやネット情報、そして20年前の思い出を携えて行ってみたビーチは実際どうだったのか、リアルな感想をまとめたいと思います。
南の島のビーチ大好き!な私は沖縄本島はもちろん慶良間、石垣、竹富など、そして海外でもビーチを楽しんでまいりました。20年前の宮古では、ダイビングライセンスも取得しました。
それぞれの島やビーチには固有の特徴があります。今回の宮古旅行でも、数十分でどこへでも行ける移動のしやすさ、食べ物の美味しさ、そして宮古島の自然がもつ強いパワーに圧倒されました。
ビーチに限っていえば、今のところ慶良間(阿嘉島)とメキシコのイスラムヘーレス(から更に船で行った離島)がツートップを堅持しておりますが・・・今回の宮古のビーチは、ツートップを崩すことができるのでしょうか?!
今回行ったビーチ
早速、今回行ったビーチを挙げてみます。
・与那覇前浜ビーチ
・新城海岸
・イムギャーマリンガーデン
・シンビジ(伊良部島)
・池間ロープ
・渡口の浜
・中の島ビーチ
・佐和田の浜
あわよくば子供達でもシュノーケルなしで宮古の海を楽しめるように、と思いながら干潮タイムを狙ってビーチを回りました。
ちなみに天気は終始くもり〜晴れ。5月中旬で梅雨を心配してましたが、真夏の快晴ギラギラの太陽光とまでは行かなかったものの、ビーチや海の透明度を楽しむには充分なお天気。むしろ、快適。
ただ宮古の湿気はすごかった。気温はそうでもないのだが、とにかく湿度がすごい。
そんな天気はさておいて、各ビーチに行ってみた感想などをまとめていきます。
与那覇前浜ビーチ
東洋一とうたわれる、与那覇前浜ビーチ。
宿泊が東急ホテル&リゾーツだったので、いつでも楽しめる、と思いきや、意外と雲や風や満潮干潮の具合が合わず、ピーカン晴れの与那覇前浜ビーチを楽しむことができず、残念。
でも、それでも、砂の美しさがものすごい。
砂の粒子が細かすぎて、濡れた砂が鏡みたいになってるんだよね〜
天気も画質も悪くてアレだけど、伝わるかな〜
正直、海の透明度とか、お魚(全くいないかと思ったら意外といた)だったら他にも東洋一なところはあるだろうという感じではあったけれど、浜の広さ、向かいに来間島が見える感じ、砂の白さときめ細かさなどなど、「東洋一」と言われるのもわかる。という浜でした。
なんといってもホテルのいい意味で昭和な感じ(ゆったりしてて丁寧な感じ)とビーチの雰囲気が相まってて、なんかホッとできる、上品な感じのビーチでした。
新城海岸
しんじょう、ではなくあらぐすく。
宮古でシュノーケリングといえば新城か吉野海岸か。といわれる有名ビーチ。ウミガメに会えるスポットでもある。
私達は子連れということもあり、トイレありお店ありアクセス良好らしき難易度低めの新城海岸をチョイス。
行ってみたら、駐車場も無料、ビーチまで平地で歩いてすぐ、お店で貴重品預かってくれるなど、いたれりつくせりで素晴らしい!!!
こんなビーチ、本州でも少ないのでは?
ただ、トイレや更衣室は床がタイル貼りで、砂と水でベチャベチャなのであまり期待はしないほうが良いかも(私達は車で着替えました)。海だからあたりまえですけど。
干潮をちょっと過ぎたあたりの新城海岸は、腰下の水深でもサンゴとお魚が観察できます。この写真では、ヒトデを見てますね(^^)
延々と続く、サンゴの迷路。
赤ちゃんサンゴをふまないように気をつけながら歩いていると、小さな青い魚だけでなく、黒白のシマシマや白と黄色のチョウチョウウオらしきお魚もたくさん!
私と長女は箱メガネで楽しみましたが、次女と夫はシュノーケルセットをレンタルしてもう少し沖まで行っていました。やはり奥まで進むとお魚の種類やサイズも増えるそうです。ただ、ウミヘビもいたそうなので、気をつけないと。。
ちなみにウミガメさんは干潮では少ないそうで、見られませんでした。ちゃんと時間を選んでいけば、砂地の方で見られるそうです。
初めて日本本州から出て、沖縄の海を楽しみたい!という人には、新城はパーフェクトなビーチだと思いました!施設も整っていて、人がそこそこいて安全で、広くて、サンゴも砂地もあって、ウミガメもみれて、お魚も見られて、水もきれい。
なんならシュノーケルやSUPやドローン撮影のツアーも現地で申し込める(勧誘されましたがその日は別の場所でもうやっていたのでお断りしました)。
これ以上何が必要でしょうか。
そう、八重干瀬レベルを求める人以外には、大変満足感の高いビーチであることは間違いない。と、思いました。
あ、そうそう、新城海岸に実際いってみてわかったことは、
星の砂がみつかる
ということです!ネット情報では吉野海岸や渡口の浜に多い、とありましたが実際には渡口の浜よりも新城の方がたくさんありました。
イムギャーマリンガーデン
正直、舐めてました。観光地でしょ、と。ビーチでも海岸でもなく「ガーデン」だし。
ただ、橋もあるし安全そうだし、子供達が喜ぶかなと思って行ったら、予想を遥かに超えて楽しかった(*^^*)
岩場や橋、小山からいろいろな深さの海を近くからのぞくことができて、お魚はもちろん、カニや花、植物、たくさんの蝶々など、自然まるごとお手軽に楽しめます。
そして、小山の山頂からは絶景。これ、写真より実物が何倍もいい。
イムギャーマリンガーデンでは、クリアカヤックもやりました。
ドローン撮影付きのツアーにしたら、びっくりするような映像と動画がすぐに出来上がって送ってもらえて、すごく良かった。
実際には必死で漕いでて映像どころではなかったんだけど(笑)
イムギャーマリンガーデンでのカヤックは、正直水がきれいとか魚がおおいとかではないけれど、岩場の地形が楽しくて、岩と岩の間をすり抜けたりするのが楽しくて子供もすごく喜んでた。
シンビジ(伊良部島)
伊良部大橋ができて、伊良部島にも気軽にいけるようになった。
というわけで、伊良部島を一周しがてら、シンビジというビーチを目指しました。
道を間違えながら、到着。廃棄物のある広場に車を停める。なんか怖い雰囲気。
蝶々の舞う草むらの中に小道が通っていて、そこを歩いていくと、意外と大きな階段がある。
降りていくとシンビジに到着です。
まさに隠れビーチ。穴場ビーチ。誰もいないけど、ゴミがたくさん(TT)
ゴミを拾いながら、進みます(行ったビーチでは、せめてもの礼儀としていつもゴミを拾って帰ります)。
なんというか・・・自然の怖さ?畏敬の念というようなものを感じざるをえない雰囲気のビーチでした。
潮が引いているので、洞窟なんかもあるのですが、なんか怖い雰囲気だし、ゴミは多いし・・・足元の岩場には「海タニシ」(私が勝手に命名)がたくさんくっついていて、
誰もいないはずなのに、水は泡立っていてなんだか重い。
色々なビーチがあるんだな、と知ることができる体験でした。
池間ロープ
宮古島から橋を渡って行ける、池間島。この橋も20年前はなかったみたいです。
池間ブルーが見られるということで期待していた池間島、あいにくの曇り〜晴れ間がのぞく程度のお天気。そして満潮に近い時間帯。
というわけで、ビーチへ行くには万全のコンディションというわけではありませんでしたが、まずは車で一周することに。
池間ブロックと池間ロープという2つの有名なビーチがあるらしい、ということで、面白そうな池間ロープをチョイス。
ギリ、ロープなくても降りられるレベル。
満潮近い曇りということで、海もビーチも普通(というのはすでに色々な宮古のビーチを見てきたからかもしれない)。シュノーケルしたらきれいなのかもしれないけど、ビーチを眺めるしかない私たちには、やはり目につくのは流れ着いたゴミ・・・拾って帰ります。
シンビジの泡立った海を見たときも思いましたが、私達人間がいなかったら、もっと海がきれいなのかも・・・と思わずにはいられない情景でございました。
行ってる自分がいえたことではないのだけど(^^;)
池間島との行き帰りの途中に、海中公園という海の中が見れる施設があるのですが、
魚の種類や台風のときの写真があって勉強になるし、濡れなくても海の中が観察できるし、すごく良かった。海に入れないけど海の中を楽しみたい!という方にとってもおすすめです。
渡口の浜
美しいアーチを描く白い砂浜、遠浅で透明な海。海水浴に最適!!
ちょうど道中にあったから立ち寄っただけの浜でしたが、星砂は拾えるし、なんか平和で明るい空気で満ちているし、水はきれい、混んでない、ビーチの右からも左からもアクセス良好。
ということで3日間通い詰めてしまった(笑)
ひとつ残念な点があるとすれば、ビーチの右から入る時に異臭がすごすぎる。カフェの方から入れば若干いいけど、カフェの駐車場もちょっと臭う。
これは、沖縄の生活排水あるあるなのかもしれない。ビーチに行ってしまえば気にならないのだけど。
あと、カフェからの草むらでウロウロしてるとブヨとか蚊に刺されるので注意!なぜか渡口の浜のカフェの方でめっちゃ刺された。
しかし、こういった残念ポイントを遥かに超える良さがある。渡口の浜。
中の島ビーチ
新城海岸とならんで、シュノーケリングスポットとして名高い中の島ビーチ。
最近水が泡立ってるとか、魚が減ったとか、ネットに書いてあったけど、行ってみたら全然きれいだった。
膝まで入ったところに、お魚がたくさんいる。どうやら、エサをもらいに来ているみたい。誰か餌付けしてたのかな(^^;)
中の島と新城で迷われる方も多いと思うのでちょっと感想を書いておくと、中の島は本当にシュノーケルやダイビング向けだと思う。シャワーもトイレもないし、マリンシューズないと石海岸だからあるきにくいし、ちゃんと装備とやる気をもって向かいたいビーチ。ビーチのサイズに対して人が多い印象もある。シュノーケリングツアーとかで奥まで行けたらとても楽しそう。
新城は、パラソルもあるし各種施設やサービスがあるし、砂浜海岸でもある上に広いので、海水浴気分で行きやすい。家族連れやいろんな年齢層、いろんな需要のグループに対応できそう。
と思いました!
佐和田の浜
かつて津波で岩が運ばれてできたという、不思議な光景。
景色も不思議だけど、それ以上に子供達がハマっていたのが、浜の近辺に生えてるマングローブ。
佐和田の浜に限ったことではないけど、干潮満潮によって景色が全然変わってくる。干潮時のこのあたりは、子供のマングローブの根っこまでよく見えて、まるで地球に降り立った宇宙人か宇宙船のよう。かわいい。
海に入ったわけではないけど、眺めていて楽しいエリアでございました。
まとめると
宮古島や伊良部島、池間島、下地島のビーチを巡って思ったことは、とにかく宮古は自然が強い!ということです。
潮の満ち引き、岩のゴツゴツ、砂の白さ、植物のトンガリ具合、魚の多さやサンゴの迷路など、とにかくバリエーションと個性がすごい。
自然のエネルギーが強いので、宮古島にいると普段とは違うエネルギーが体にチャージされている気がしました(旦那は「マリオのスター状態」と呼んでた)。
一方で、海やサンゴの色彩感は20年前や慶良間と比べたらどうかな?という気はしました(これもまた、慶良間経験者の旦那も同意見でした)。季節やタイミングにもよるのは承知ですが・・・今の慶良間はどうなのかな?子供達にもビーチから入ってサンゴの森、てのを見せてあげたいけど、もうこの世にないのかもしれないねという話をしてました。
きっと、それこそ八重干瀬に行けば、宮古の本領発揮した姿がみられるんでしょうね(^^)いつか行きたいです。
私達夫婦が勝手にイメージする「ビーチエントリーで珊瑚パラダイス」はなかったけど(笑)、「ビーチエントリーでお魚いっぱい透明度抜群白砂パラダイス」が宮古にはありました。
これは、本島でも石垣でもあまりなかった気がします。シュノーケルしたらお魚いるところはもちろんあるけど、”ビーチエントリーで”、”シュノーケルなしでも楽しめるような”って条件がつくと急になくなるんですよね。この点は、宮古に来る醍醐味だと思いました。
というわけで、いろんな個性をもつビーチを満喫できて、家族全員とっても満足でした!また宮古に来たら、またいろいろ行きたいなと思います。
#わたしの旅行記
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