見出し画像

ないものねだり

友達がバイトを始める。

頑張ってって背中を押した。
余裕ぶって背中を押してみた。
ほんとはそんな心の余裕ないくせに。

人は人で自分は自分、比べても仕方がない。
頭でわかっても心が追い付かない。

嬉しそうに話す君が気に食わない。
素直に応援できない自分が嫌い。

自分と他人を勝手に比べて、焦ってはまたないものねだり。

友達がバイトを始めてあんまり遊べなくなるのも寂しいし、自分を置いてみんなが一歩ずつ未来へ進んでいくのも寂しい。
とにかく寂しい、自分一人みたいな感覚が嫌い。

切羽詰まった心じゃ楽しいものも楽しめなくて、ネガティヴな思考がぐるぐる脳をかき混ぜる

不安と焦りのマリアージュは最低な味がした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?