「ゲームをする暇があるなら映画を観なさい」と言ってくれた父との思い出
「ゲームをする暇があるなら映画を観なさい」
私の家は”ゲーム禁止”だった。
小学生になり、周りの友達がたまごっちやポケモンの話で盛り上がる中、ゲームを持ったことがない、プレイしたことがない私は空を見上げて
大好きな映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムパラドックスについて考えていたものだ。
6歳上の姉がいた私は、同級生より一足先にライトノベルの存在を知り、名作『涼宮ハルヒの憂鬱』の影響で「この世界は本当はついさっき出来たのかもしれない」「もしかすると自分は今昏睡状