7つの習慣
やっぱりこの本は欠かせません。
すでに紹介・要約など、やり尽くされているので、私の実体験を交えて書きます。
7つの習慣
原著の初版は1989年、日本語版は1996年に出版。令和に読んでも全く色あせない名著です。著者は、アメリカ建国以来発行された約200年分の「成功」にかかわる文献を調査して体系化した。優れた人格を重視する「人格主義」に基づいた成功への法則を「7つの習慣」として提示しています。
・個性主義:上辺だけの応急処置的なテクニック
・人格主義:誠意、謙虚、勇気などの内面
「3日で人生変わる」とかではないです。すぐに効果が出る魔法の薬じゃなく、長期的な成功のために日々の努力を積み重ねることの大切さを学べる本です。
そのため、ある意味厳しい側面もあります。人の成長や人間関係は自然のシステムであり、子供が寝がえりを覚えて、座って、這うことを学ぶように、成長のプロセスを踏んでいきましょう。
【感想】習慣の順番
7つの習慣は第1~3が私的成功、第4~6が公的成功、第7が刃を研ぐ(自分を磨き続けましょう)という構成になっています。
私が重要だと思ったのが、最初に私的成功ということです。優しい人ほど、自分より他人を優先することがあるかもしれません。
しかし、自分に余裕がないと人を助けられないんですよね。
私的成功とは、自分本位でわがままになる話ではなく、自分の人生に責任を持って主体的に生きましょうという話です。
私が習っていた少林寺拳法では「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」という言葉があるんですけど、同じ考えです。まずは自分を良い状態にして、そのうえで他者へ良い影響を与えていきましょう。という考えです。
インフルエンザで熱が39度あるのに、人の看病できないですから。優しい人ほど、メンタルしんどい時に友達の愚痴とかずっと聞いてあげたりするんですけど、まず自分自身に優しくしてあげてほしいですね。
まず自分、そして他者、この順番が大切です。
影響の輪と関心の輪
簡単に言うと、「コントロールできるもの」と「コントロールできないもの」に分けることです。そのえでコントロールできることに集中する。
例えば、出勤前に大雨が降ったとします。コントロールできない雨に対して怒ったり、「なんで雨が降るんだよ!」って叫んでも状況は変わらないんですよ。でも、濡れないように大きめの傘を使う、長靴をはく、というのは自分で選択してコントロールできますよね。
よくある話で、他人とか環境とかコントロールできないことに文句言ってる人がいるんですけど、そういう人が愚痴ってる間に、行動している人は先に進んでいくので、時間が経つと大きな差がついているんですよね。自分の出来事をコントロールできることかどうか見極めるのがすごく大切です。
私でいえばYouTubeを始めて、チャンネル登録者が伸びるかどうかはコントロールできないことなんです。私にできるのは、視聴者に喜んでいただけるように工夫と努力を続けることだけなんですよね。