永代和盛の囲碁人生 Ver.15(中学1年・2学期)
正確な時期を覚えていないので、とりあえずまとめてみる。
体育祭
NO.7 「運動会」で出てきたが、小学6年の永代少年は日曜日に開催される運動会には院生手合が被るということに気付かずに応援団副団長にまでなってしまった。八方塞がりの状況になってしまったのであるが、幸運なことに雨で延期となり事なきを得たラッキーボーイである。
前回の反省を生かして、今回は事前に事情を説明して欠席とすることに。
体育祭の練習などは入らなかったり、遊びで入ったり。あまりよくは覚えていないが、気楽な感じだった。この年は晴天に恵まれて予定通りに開催。
院生手合があるので、無事に(?)欠席となった。
担任の先生の結婚式場サプライズ
担任の先生がちょうど結婚するということで、学年主任の先生の計らいによりクラス全員でサプライズのお祝いに結婚式場まで歌を歌いに行ったらしい。
特に内容は覚えていないが「プランX」という名前を付けて学年主任の先生は楽しそうにやっていた記憶がある。自分は院生手合があるためにお祝いには行けなかった。当時は自分が行けないことは確定していたために、あまり興味はなかった。でも、今になって考えてみるとこんな先生がいるのは良いことだなぁと思う。
クラス委員・院生寮の生徒は不真面目?
一年生の後半のクラス委員になってしまった。
なぜこうなったかは覚えていないが、なってしまった(笑)
前半の人は南小出身だったから、後半は西小出身でというのもあったのかもしれない。幕張の院生寮でクラス委員をやったのは私が最初で最後ではなかろうか。
学校を必要以上に真面目に通う=院生としては不真面目という図式が成り立つ。囲碁の勉強時間を確保できないからだ。
学校を不真面目に=院生としては真面目という皮肉な図式も成り立つ。
幕張西中の先生達のあいだでは、院生寮の評判はものすごく悪かったらしい。一昔前は遅刻、早退、欠席は当たり前のようにあったらしいからだ。
学校側は仕方がないから、院生寮のメンバーに、せめて朝のホームルームだけでいいから出てくれと折れていたらしい。早退する分には構わないからといかく出席簿に〇をつけたかったのだろう。良い妥協案かもしれない。
学校の評価は不良になるのかもしれないが、本当に棋士を目指して死に物狂いになっていると学校で勉強している時間がもったいないと言うかもしれない。あとはただ単に学校の勉強が面倒になったり、嫌いだったりということもある。これは時代の影響もあるし、人それぞれである。
それでも義務教育なんだから「学校には真面目に通わせるべき」だと言う人は多い。私としては別に他人に迷惑を掛けているわけでもないし、夢を追うものには特例があっても良いと思う。
しかし、そんなものを認めると日本全体で面倒なことになるだろう。
絶対に認められるわけがない(笑)
学校って生徒の人生を幸せにするために通わせるのではないかなぁ。
とりあえず面倒だからと、形骸化感が半端ない。
夢を追う生徒限定の小中学校ができたりしないかなぁ。
海外だと絶対にあると思う。
もう時代は変わってきているということを教育界全体で認識してほしい。
それで何を言いたかったかというと、院生寮のメンバーは不良が多いという長年の学校の評価を「張豊猷先輩(現プロ)」と「永代少年」、「後輩の三谷哲也くん(現プロ)」が綺麗に覆したのである。
成績は別として、それぞれ学校に行けるときは皆勤賞並みだったのではないだろうか。成績も各自でそんなに悪くなかったような・・・。
学校側からすると「最近の院生寮の生徒は真面目」という評価になったと寮母さんが笑いながら話していたのが印象的だった。
海外は?
ここまでは日本の話であったが、海外だと大きく事情が異なる。
現に台湾の留学組は小学校すら行ってないのではないかというぐらいの勢いで、勉強をしている。まさしく国の威信をかけての留学なのだ。
私は国境を越えた人達のハングリー精神には脱帽だ。
自分の中ではこんな人達を相手にして、よく頑張ったほうだと自分を慰めたくなるレベルである(笑)
兵役問題
さらに国によっては兵役の問題もある。棋士になると免除されることが多いのでさらに覚悟が違う。(韓国は世界戦優勝が免除される条件だった時期もある)
一部では自国のために兵役を受けるべきだという意見もあるそうだが、伸び盛りの時代をに兵役で時間を取られてしまうと、棋士人生としてはかなりのダメージだ。兵役に行って調子を落とした韓国の棋士をたくさん見てきている。
現に若くして世界戦で優勝した韓国棋士が「これで兵役に行かなくてすむのでほっとしている」というコメントをするとバッシングされたようだ。
世界戦優勝という明るいニュースなのに、なかなか厳しいものだなと思った。
ここはお国事情の問題もあるし、日本には兵役のシステムがないのでコメントのしようがない。
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