囲碁界が詰んできた(前編)
コロナの影響が世界中に広がっています。
外食産業や趣味などは自粛傾向まっしぐらですね。
在宅関係以外はほぼアウトのような雰囲気です。
そして、趣味や娯楽に位置付けられている囲碁界も、コロナの刃がもろに直撃しています。
先日の非常事態宣言を受けて、永代塾囲碁サロンも一ヶ月の休業としました。他の碁会所を見渡してみても休業しているところが多いですね。
本当は非常事態宣言が出たからといって強制指示ではないので、営業しても構いません。
あくまで社会情勢を鑑みての自主的な休業です。
当然、補償などないので身を切っての自粛です・・・。
ここで本音を言いましょう。
社会の安定の為に身を切って自粛。
そんな綺麗事では済まされません。
誰しもが予想できるかとは思いますが、この自粛傾向でお店を開けてもお客さんがほとんど来ません。
人件費がかかっている店舗であれば、利益どころか人件費で逆に赤字上乗せになるところも多いでしょう。
それほどお客さんは激減してるのです。
永代塾囲碁サロンのように小さい店舗だとオーナーだけで営業していれば微々たる収入は得られます。しかし、微々たる収入ならば諦めて休業して社会に貢献しようということです。
家賃、通信費、水光熱費の基本料などの固定費は丸々赤字です…。
痛い。
さらに休業が明けても、コロナが落ち着くまでは客足も鈍いでしょう。
どんなに自粛してもコロナ感染者が0になるなんてあり得ません。
そして何人以下なら安全と言えるのでしょうか。
結局はワクチンが開発されるまでは安全意識など生まれないのです。
そう考えるとワクチン開発がされるまでの一年くらいはこの状態のままですね・・・。
元々、先細り感が激しかった囲碁業界にトドメです。
都心部、地方を問わずに碁会所は閉鎖し始めています。
コロナ関連で確認しているだけでもすでに数件…。
元々売り上げが上がっていないのが原因なところが多いかとは思いますが、そこにコロナが決定打。
売り上げが立っていた碁会所も、この自粛傾向が続けば危険です。
今後もまだまだ碁会所閉鎖の数は増えていくと思います。
碁会所の数が減っていくとどうなるか。
囲碁人口の減少は避けられません。
そうなると碁会所の席亭や教室をしていた講師などは仕事がなくなります。囲碁人口が減れば自然と業界人が減っていき、業界全体が縮小していきます。
瀕死の囲碁界です。
いや、もう詰んできているのではないでしょうか。
そんな中で日本棋院(棋士)はどうするのか。
つづく
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