永代和盛の囲碁人生 Ver.9(林間学校)
少年自然の家でお泊り(地名は覚えていない)
イベントで男女四人くらいのチームを組んでオリエンテーリングをやったくらいしか記憶はない。オリエンテーリングというものを初めてやったという記憶のみ。
基本的には印象的な場面があると、年齢問わずに覚えている傾向があるのだが、林間学校の記憶はほとんどない。印象の薄いイベントだったのだろうか。
唯一の思い出
しかし、唯一と言っていいほどの思い出はある。
夜には思春期の少年達が六人部屋で寝ていた。
正確に言うと、そう簡単には寝ないに決まっているのだが。
各自、ベッドの上であーだこーだ話している。
「あの子が可愛い、こういう性格の子は好きだ」などなどませた会話だったのを覚えている。
とはいえ小学生のときは、可愛い女の子よりも、運動ができるとか、男っぽくて話しやすいなどのほうが人気が出るものだ。
大した話はしていない(笑)
起きてる雰囲気を感じて、先生が見回りにやってくる。
皆、突然寝たふりをするのだがバレていないわけがない。
そこで、先生は電気もつけないで
「身体を横にしてるだけでも体力が少しは回復するから、横になってなさい。」と普通に話してきた。
今になって考えてみると気の利いたアドバイスをしてくれたものだ。
まぁ、お泊りイベントで生徒が大人しく寝るわけがないという前提で、むやみに怒らない優しい先生である。
そういう子供の行動を尊重してくれる先生は好きだなぁ。
なぜ、この話を書いた?
この言葉はプロ修行時代のときにずっと心に残っていた。
大事な勝負の前夜など寝たほうがいいのに寝付けないというときに必ず思い出す言葉だった。
「横になってるだけでもましかー」と、気を少しだけ落ち着かせてくれていたのだ。
大体は寝れない、寝れないと焦るからますます寝られない。
元々、寝つきは良いほうなので少しでも気が落ち着けばそのうち寝ている。
今でも寝られない日はその言葉を思い出す。(最近は一年に一回もそんな夜はありません)
次の日を意識して寝られなかった最後の思い出はアマ名人全国大会で決勝までいった日の前夜だ。これはまた長くなるのでいつか紹介したいと思う。
もう七年ほど前か‥。(遠い目)
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