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囲碁レッスンの心構え

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前回の記事では、囲碁が職業という全体的な観点から紹介させていただきました。

今回は囲碁レッスンの心構えとして、盤上の指導について心掛けていることを紹介していきます。

モットー1 少ない言葉で分かりやすく

元々、インストラクターと生徒の間では実力差があります。インストラクター同士で検討をするような感じで生徒に説明してもちんぷんかんぷんになるのは想像に難くないでしょう。

そこで私が心掛けているのが、本質的で大事なものだけを重点的に説明して、その他付属の情報はできるだけ削ぎ落とすということです。

数字で言えば初段くらいの方なら50%くらい理解してくれればいいかなという感じです。だけどその50%が本当に大事な内容みたいな。級位者だったら30%くらいに落としてもいいでしょう。本当に大事なポイントだけを残して。

棋力に合わせられずに100%の説明をしてしまうと、情報量が多すぎて頭がパンクしてしまうのです。まずは本当に大事な基礎的な考え方のみを教えます。あとは棋力に応じて、パターンの質と量を変えていけばいいのです。

あとは100%の説明をしないことにより、自分で考えてもらう余地を残すというメリットがあります。仮に100%の説明を消化できたとしても、受け身になるようでは本当の意味でマスターしたとは言えないのです。

まとめると「教えすぎない」ということですね。

モットー2 棋力に合わせた指導

指導方法に自分の信念を持っている方もいるでしょう。しかし、それは自分視点での信念だとすると、ストライクゾーンに当てはまる生徒にしか指導ができません。どこかの分野に特化することも素晴らしいものです。ただ、インストラクターとしては、どこかの分野に特化したからといって、他の分野の指導が苦手になるというのはいかがなものかなと感じてるのが本音です。

というよりも「全ての分野を勉強して、特化」していけばいいじゃない!

モットー1の教えすぎないにも通じてきますね。

私は、生徒の「棋力の少し上」を意識して指導します。この「少し」というところがポイントです。

入門者だったら9路盤で一人で打てるまで。

9路→13路→19路→20級、15級→10級→5級→2級→初段→二段・・・

というような段階的なステップです。
(本当はもっと細かいほうが望ましいですが)

5級くらいの人にいきなり高段者クラスの打ち方で指導する方を、たまに見かけます。完全なスパルタ指導ですね。成功すれば棋力アップ最短コースですが、まぁ大体はうまくいきません。

これは「囲碁は難しい」とか「勉強は苦しい」と思われてしまうパターンです。残念なことですが、よく聞く話です。

それでも、たまにですが強くなる人がいるのです。10人の指導に失敗しても1人は成功するかもしれません。しかし、普通のインストラクターならそれで良いわけはありませんよね。10人の指導を成功させにいくべきなのは当たり前です。

そのためにはインストラクターも日々、指導の経験に基づいて試行錯誤しながら指導力を上げていかなければいけません。

様々な特徴を持った生徒に合わせて指導するためにも、バリエーション豊かな指導を武器として持っていたいものですね。

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