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市長就任から128週。地方からプロスポーツの未来を考える。

みなさまこんばんは。日置市長の永山です。

就任から128週が経過しました。

日置市のスポーツにとって、大きな一歩となる挑戦がいよいよ始まりました。


1.フラーゴラッド鹿児島 Vリーグ開幕戦

バレーボール男子Vリーグ3部=V3リーグが今月、開幕しました。

日置市では、11月4日(土)5日(日)の2日間、伊集院総合体育館で今年からVリーグに参戦するフラーゴラッド鹿児島が開幕戦に登場し、私も初日に応援観戦しました。

フラーゴラッド鹿児島の小園代表が市長室を訪ねてくださったのは、今から2年半前の2021年6月16日。まだVリーグへの参入が実現するかどうかも全く見えないなかでの初顔合わせでした。

その後、スポンサー集めと選手確保を進めながらV.LEAGUEのS3ライセンス取得に取り組み、苦労の末にライセンスを取得し、2023-24シーズンのV.LEAGUE(DIVISION3)参入が内定。ここからさらに、前女子日本代表監督の中田久美さんのエグゼクティブディレクター就任、島田桃大監督の就任と、少しずつ全国で戦えるチームが整い、ついにたどりついたVリーグの舞台です。

この間、日置市としても、ふるさと納税の返礼品にレシーブ体験を提供いただいたり、部活動の地域移行に関する議論の場「日置市部活動在り方検討委員会」に参加いただくなど、連携の機会を少しずつ作ってきました。

そしていよいよ、迎えた11月4日・5日のホームでのV3開幕戦。

私個人としても胸に迫るものがありました。

2.オール日置で盛り上げる

会場には2日間で延べ1,800名近い方々にお集まりいただき、鹿児島城西高校のチアダンス部の皆様、龍桜高校の吹奏楽部の皆様、伊集院中学校吹奏楽部の皆様による特別応援プログラムもあり、まさに地域の多様な方々に応援していただく環境が整いました。

この2日間、体育館の正面に大迫力で投影されていたプロジェクションマッピングは、東市来地域の田代自治会で地域づくりに取り組んでいるYoutubeチャンネル「やぼちゃん」の皆さんに協力をいただきました。

このように日置市内で活動する様々な組織・団体の皆さんが一緒になって一つの空間を盛り上げようとするこの空気こそが、地域におけるプロスポーツの一つの可能性を示していただけたように感じます。

3.プロスポーツの設備要件に向き合う

さあ、フラーゴラッド鹿児島のVリーグでの挑戦は本格的に始まりました。これから最速で駆け上がっていただきたいと思います。

一方で、プロスポーツの推進と環境整備にはお金がかかります。

バレーボールのプロリーグを運営するVリーグ機構は、2024-25シーズンから始まる改革にて、トップリーグである「S-V.LEAGUE」への参入資格「SVライセンス」のホームアリーナ要件を入場可能数5,000以上、としています。

一方で、地方都市において5,000以上の席数を持つアリーナを整備することは、現状の財政力では極めて難しいと言わざるを得ません。(鹿児島県内では、現状、5,000席以上の対応が可能なアリーナは西原商会アリーナ:鹿児島アリーナのみです。)

日置市としては、フラーゴラッド鹿児島の最速での昇格とトップリーグライセンス取得を応援しながら、一方でアリーナ要件と向き合うことが求められます。

そのために、しっかりとフラーゴラッド鹿児島の皆さんとも協議を重ね、地方都市としての応援の在り方、伴走の在り方を模索してまいります。

4.次回ホームゲームは2月17日・18日

今回のホームゲームを見逃した方々から、「次のホームゲームはいつですか?」と聞かれることも多くあります。

ここからしばらくはアウェイでのゲームが続き、次に日置市での試合が開催されるのは2月17日(土)18日(日)の2日間になります。

サポーターの皆様におかれましては、次回のホームゲームまで3か月ありますので、今のうちにスケジュールの確保をお願いします。

私も可能な限りスケジュールを調整し、応援の輪に入って一緒に声を出していきたいと思います。

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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。

毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。

永山由高

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