市長就任から184週。2期目に向けた立候補を表明しました
みなさまこんばんは。日置市長の永山です。
就任から184週が経過しました。今週は、毎週の定例報告に加えて、次期市長選への出馬表明に関してお伝えいたします。
この12月で、市長就任から3年半を過ぎたことになります。
今回の議会(12月2日 一般質問2日目)において、市長就任からの3年半を振り返っての所感と、次期市長選を迎えるにあたっての考えを問われました。
1.議会での表明文(3年半の印象と、次期市長選について)
就任当初は、新型コロナウイルス感染症対策を最優先に取り組むとともに、コロナを契機として大きく変容していく社会に対応するため、自治体DXの推進や、企業の日置市への本社移転等を推進しました。
また、子育て世代に選んでいただくための環境整備や、脱炭素社会に向けた施策の展開など、将来も見据えた取り組みを進めています。
これらの取組には、長期的な変化の兆しを生む施策も含まれており、すぐに結果が出るものではありませんが、令和3年から令和5年の本市の人口移動では、転入が転出を上回る、転入超過になるなど、手ごたえを感じています。
この3年半の間、市の職員も多くの新たなチャレンジに挑みました。また、市内において民間企業や市民の皆様の中にも新たな取り組みが多く生まれました。さらに、市の取り組みにおいても、多くの市民の皆様にたくさんのご協力をいただきました。この場をお借りして感謝を申し上げます。
来年、日置市は合併から20年の節目の年を迎えます。市としては、中長期的な市政運営の指針となる第3次総合計画の基本構想を、まさに今年と来年の2か年かけて策定中という大切な節目の年でもあります。その中で、ここまで取り組んできた対話と挑戦の市政の中で、着手中の懸案に対して、引き続き市政を担い、次の世代に向けて日置市の将来像を描き、さらに前に進めることが、この時代に日置市長という職を志した者として果たすべき責任であるという思いに至りました。
市民の皆様の負託をいただけるよう、今後も心を尽くし、対話と挑戦の気持ちをもって、次回の選挙に挑戦させていただきたいと考えています。
2.表明に至る経緯と今後
私は3年半前の選挙で「この4年。2021年から2025年にかけての4年間は、日置市の未来を大きく左右する。」とお伝えし、この間に大きく市政の方向性を動かすことをお誓いして、市長選挙に挑みました。
この間、市政においては長期的な展開を常に意識しながら、一方で自分自身の今後という点については、2期、3期と年数を重ねることを前提とせず、この1期4年でどこまで動くことができるか、常にスピードを意識しながら仕事をしてまいりました。
その中で、水道料金の値上げなど市民の皆様にご負担を強いる決断もあり、吹上砂丘荘など市民の皆様の大切な財産として認識されている施設の直営事業終了を決定する場面もあり、多くの市民から厳しいお声をいただく場面もありました。(なお、吹上砂丘荘については、現在、民間譲与等に係る募集を行っています。)
また、現在も公共交通の改革の中で、乗合送迎サービスの運用の仕組みを切り替えたことから、市民の皆様から多くのお声をいただいています。市役所にいただいたお声をひとつひとつ、しっかりと今後の改善に活かしてまいります。
現在進行形の課題に向きあいながら、一方で、子育て支援の環境の整備、脱炭素の取り組みの推進、デジタル化の推進、本社移転の推進等、一定の手ごたえを感じられる場面もあり、市政推進における課題と可能性の両面に向き合いながら、文字通り必死に前を向いてきた3年半でもありました。
上記表明にも書きました通り、次の4年は、第3次日置市総合計画が動き始める大切な時期に入ります。合併して日置市が誕生して20年。すでに職員の約半分は合併後の日置市役所への入庁職員です。
人口減少を前提とした社会の中で、変化を恐れず、470名の職員とともに、市民の皆さんに「日置市は、少しずつ、前に進んでいる」と感じていただけるような市政を実現します。そのためにも、これからの市役所の在り方を再度見つめ、人材育成計画の見直しを含め、市役所組織もさらに誠実に真摯に仕事ができる場所に変えていきます。
新人の時とは異なり、今回は現職として向き合う市長選になります。3年半前に策定したマニフェストの大きな方向性は残しつつ、さらに重点的に取り組む施策を織り込んだ次期マニフェストについては、市内176自治会で実施した草の根対話でのご意見を含め、改めて市民の皆様のお声もお聞きしながら作り上げてまいります。
皆様におかれましては、引き続きのご理解、ご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
3.有機フッ素化合物(PFAS)に係る検査について
なお、この週1回のレポートは毎週の市政報告の意味合いもありますので、通常の市政レポートとしての話題も1つご案内します。
11月30日以降、新聞紙上などで掲載された、発がん性物質が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)が全国で検出されている問題をめぐり、日置市の状況をお伝えします。
現在日置市の水源地は表流水・伏流水という、河川から取水する水源と地下水(深井戸など)から取水する水源の2種類あり、全国で、有機フッ素化合物が検出された表流水・伏流水からの水源については、日置市でも令和5年度から検査を実施しており、有機フッ素化合物は検出されておりません。
地下水などの水源の検査については、今後国の動向なども注視しながら慎重に検討していきたいと考えております。今後とも市民のみなさんに「安心・安全」な水を供給できるよう努力してまいります。
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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。
毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。
永山由高