市長就任から95週。フラーゴラッド鹿児島に中田久美さんが参画。
みなさまこんばんは。日置市長の永山です。
就任から95週が経過しました。
日置市をホームタウンに活動するバレーボールチーム フラーゴラッド鹿児島のエグゼクティブ・ディレクターとして、バレーボール女子の元日本代表選手で、さらに日本代表の監督も務められた中田久美さんが就任されました。
本日(3月24日)付けの南日本新聞でも記事が大きく掲載されていましたが、今週はこの話題を中心にレポートいたします。
1.フラーゴラッド鹿児島との出会いと連携
フラーゴラッド鹿児島の設立は2021年の4月。設立当初は、まだホームタウンが決まっていない状況でした。
2021年5月29日に市長に就任し、5月31日から市長室での執務を始めた私のもとをフラーゴラッド鹿児島の皆さんが訪ねてくださったのは6月16日。まだ就任3週間のころでした。
代表の小園さん、GMの川畑さんなど、皆さん目を輝かせながら、「絶対にVリーグへの加盟を果たします。そのためにも、日置市をホームタウンとして連携させていただきたい」との熱いメッセージをいただきました。
まだ市長就任直後だった私にとっては、まさにこれから新たな航海に乗り出す皆さんの挑戦が、自分自身の挑戦にも重なるように感じられました。
日置市は小規模な自治体で、大都市のような積極的な財政支援は難しいのが現実です。それでも、市の抱える様々な課題に一緒に挑戦していただく中で、チームと地域がともに成長していけるような関係を築くことができればと考え、関係部局との調整を重ね、2022年3月にホームタウンとして協定を締結することになりました。
それから1年間、市役所の様々な部署がフラーゴラッド鹿児島とのミーティングを行ってきました。健康保険課、農林水産課、介護保険課包括支援センター、企画課、社会教育課、商工観光課など、まさに多様な観点から、地域課題を共有し、一緒に踏み出せる点を模索してきました。
そして、ふるさと納税の返礼品開発や、市の主催する各種イベントでのコラボ、市民と対話するイベントの共同開催など、小さな連携実績を少しずつ積み上げてきました。
2.中田久美さんの就任という大ニュース
少しずつ市役所との間の距離が縮まる中で、うれしいニュースが入りました。
2022年10月に、Vリーグ機構からV3ライセンスの承認を受けることができたのです。これで、2023年シーズンからのV3リーグでの挑戦が決定し、鹿児島県初のプロバレーボールチームの誕生が決定しました。
喜ぶと同時に、ここからはいよいよプロチームとしての本格的な準備が必要になります。市としても、Vリーグの試合を担当課が視察し、ホームタウンとして必要な準備を少しずつ始めることになりました。
そして今週は、すでに報道等でも発表されている通り、中田久美さんのエグゼクティブディレクター就任という大ニュースが発表されました。
この鹿児島に生まれた新しいチームが、設立1年半でVリーグ参入を実現し、そしてその半年後には日本バレーボールのレジェンド 中田久美さんの参画を実現するというミラクルを目の当たりにして、大変うれしく、同時にホームタウンとしての責任をひしひしと感じています。
3.市とスポーツチームの新しい連携の可能性
フラーゴラッド鹿児島の皆さんとは、これまでに何度も市長室にお越しいただき、喧々諤々の議論を交わしてまいりました。
本日(3月24日)は、中田久美さんも交えて、今後の日置市の地域課題と、その解決の方向性についてのディスカッションを90分ほど実施し、早速2023年度の連携の在り方が少しずつ見えてきたように感じています。
健康づくり、防災、教育、文化、脱炭素、経済循環、雇用促進、農業再生…など、スポーツ×地域の可能性を多面的にとらえ、具体的な解決策を実践していきたいと思っています。
また市民の皆様との交流の機会も、今後はどんどん増やしていただきたいと思いますし、市として広報・交流面の協力にも引き続き取り組んでまいります。
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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。
毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。
永山由高
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