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ポテトサラダはシンプルなほどおいしい

と、わたしは思っている。

昭和時代の人が作る昔ながらのポテトサラダ。
なぜだかわからないけれど、ニンジンやら魚肉ソーセージを入れたがる傾向にあるようだ。
マカロニサラダにリンゴを混ぜるように…

少しでも野菜を食べさせようとするのはわかる。
ただ、なぜそれらをセレクトするのか。

ハンバーグに細かく切ったピーマンとニンジンを混ぜる時点で、もうハンバーグでもなんでもない。
肉の味をたのしませてほしいもんだ。

わたしはポテトサラダをサラダという位置づけでは見ていない。
マヨネーズであえるし名前のごとくサラダなんだろうけど、ヘルシーさには欠けると思っているから。

じゃがいもはゴボウ、ニンジン、レンコンのような親が子供に食べさせたい根菜とはちがう。
グリーン鮮やかな、これぞサラダという野菜でもない。

どうもジャンキー色が強く感じられる。
それはフライドにするのがいちばん合う固体だから。
揚げ物の中での王者だから。
なんだかんだ揚げてそのまま食べる、もしくはジャーマンポテトと化したじゃがいもを食べるのがいちばん好きだから。

じゃがいもと合わせるのはゆでたまごだけ。
彩りがほしければ+ハムとキュウリ。

食べたとき違和感を感じることのないよう、ポテトサラダに合う具材をチョイスすることだ。

ある料理研究家がじゃがいもをゆでるときコンソメで下味をつけていた。

そうか!!

ポテトサラダを何度と作ってきたが、毎回味がぼやけている気がしていた。
言われてみればパスタを茹でるときにも塩を入れて麺に味をつける。
茹でないにしても素材に下味をつける料理は数多くある。

じゃがいもに下味をつけるという概念がなかったのだ。
いいワザを知ったとばかりに、ポテトサラダを作るときには決まってコンソメで下味をつけるようにした。

玉ねぎ麹を作るようになり固形や顆粒のコンソメを買わなくなったことで、それからは塩を少々入れるようにしている。

シンプルなだけに作り方にはちょっとしたこだわりがある。

じゃがいもは水から茹で、竹串がしっかりと刺さるまで。
食べたとき多少なりともシャリっと感があると台無しになる。
なので茹で足りないより茹ですぎくらいのイメージで。

鍋のフタを少しだけずらしてお湯だけを捨てる。
弱火にかけ、軽くゆすりながらしっかりと水分を飛ばす。
そう、ここでほっこりした粉ふきにするのがポイント。
粉ふきになったじゃがいものを、あとであえるボウルに移して完全に冷めるまで置いておく。
空いた鍋は水につけておくことも忘れずに。

粉ふきいもに合わせるゆでたまご。
今回は塩たまごがあったからそれを使用した。

塩たまごは殻つき派?それともむく派?

イチからゆでたまごを作るなら、しっかりと固ゆでにする。
そしてこちらもしっかりと冷ます。

これまではじゃがいもを多めに仕込もうが、ゆでたまごは2個がMAXだった。
いつからこんなに贅沢に使うようになったのかわからないが、じゃがいもとゆでたまごの量をおなじくらいにするとおいしいことを知った。

1パック¥300を超えたとき、卵売り場でかたまってしまった人も少なくないだろう。
だがコンビニの惣菜コーナーで毎回ポテサラを買うことを考えたら安価だと思う。
たまにはちょっとリッチなポテサラもぜひ作ってみてほしい。

じゃがいも4に対してゆでたまごが6になったとしても、たまごサラダにはならない。
きちんとポテトサラダとして確立される。
もし命名するならば「タマゴを感じるポテサラ」。
ほらね。

この下に粉ふきが隠れている

ゆでたまごはあえて大きめに、4等分にカットする。
そしてボウルにぶち込む。

最後の味付け。
基本はマヨネーズ。
あとは軽く塩コショー。

なにを血迷ったか、お好み焼きの青のり感覚でふってしまった

このときの塩加減はじゃがいもにもゆでたまごにも塩味がついていることを考える。
なので味見してから塩を足すくらいでいい。
大好きなブラックペッパーは容赦なくガリガリする。

彩りに、あればパセリ。(もっぱらドライパセリを使用)

写真を見るからにドライパセリの入れすぎに気づくだろう。
食べるたび、ハーブの独特な味が勝ってしまい残念な結果に…。

ボウルの中で少しくずし気味に混ぜて完成

じゃがいももゆでたまごも、あえて形を残す感じに仕上げる。
完全にマッシュしたポテサラもキライではないが。


お借りしたトップ画のポテトサラダ。
すばらしくおいしそうだ。

パセリは混ぜ込むものとは決まっていないし、逆にこの方が見栄えすることがわかる。
bespices_incさんが作るポテサラの具材が気になるものだ。

ここでドライオニオンを混ぜたらおいしそうとひらめいてしまった…

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