拝啓 全国のモーレツサラリーマンパパたち
本日もお疲れ様です。
お仕事帰りの電車で読んでる方もいらっしゃるのでしょう。
仕事で上司に詰められ、後輩に必死こいて教えて、へとへとで家に帰られている方もいらっしゃるのでしょう。
中にはパパしてる方もいらっしゃるのでしょう。
本当にお疲れ様です。
はい、本日扱いますのは、「全国のモーレツサラリーマンパパ」です。
今日はね、心理学云々というよりか、
ワイの個人的な意見が主です。
そして、「頼むゥ聞いてくれェ」というお気持ち表明です。
ですから、たまに毒が混じるかもしれません。
すみません。
というのもね、よく聞くんです。
都合の良い時だけパパ面するパパ、
相談しても話さえしてくれないパパ、
辛いことを共有してくれないパパ。
インスタの漫画とかでアホみたいに回ってくるし、
身近でも聞くし、各地でよく聞くんです。
なんでこんなにおる??? ってくらい聞くんです。
ワイの周りだけなんかな…………
パパはママの手伝い役じゃないんだぞ、という話は、浸透しつつありますよね。
育休制度の整備とかね、ちょっとちゃうけどパパが産後うつの状態になるとかね。
パパの育児参加が積極的になってきたからこそ、出てくる問題だと思います。
心理学的にも父の影響というのは非常に大きいとされています。
というか、父一人というより、保護者の仲というのが、子どもの人間関係形成に大きく影響されるのが定説です。
たとえば保護者である夫婦の中で話し合いがなかった場合、
その間の子どもは話し合いをしてほしくて間を取り持とうと動いてしまったり、
自分に恋人ができた時に、お手本があまりなかったことで、どう話をすればいいかわからず、戸惑ってしまうということがありえます。
(これは例えの一つです。様々な状況になることが考えられます)
つまりですね、
全国のモーレツサラリーマンパパたち、
奥様と良好な関係、築けてる???
奥様とじっくりお話し合いできてる???
ってことです。
いや、わかる。
休日疲れてて、スマホばかり眺めてしまうのも、
ソファに寝転がったまま動けないのも、
奥様のお話をちゃんと聞けないのも、わかるんです。
ただ、その姿は、しっかりと子どもは覚えています。
皆さんが考えているよりもがっつり刻まれるものです。
自分のことを思い出してみてください。
小さい頃に父にどう遊ばれて、どう関わられていたか。
保護者の仲はどうだったか。
まぁ、別に今のまま、休日はスマホをいじってゆっくりするんやと、
仕事は俺がやって、育児家事は奥様の仕事なんやと、
そんな当然のこと話さなくていいでしょ、っていうなら、
ワイに文句はありません。
とはいえ、あなたが老いた時、子どもの視線の先の9割は、スマホでしょう…………と思ってしまいます。
言葉も視線もうまく交わせない「子ども」という時代に、
あなたは家族ではなく、スマホを見ていたわけですから、
言葉や視線を交わしづらくなった老いたあなたに、
交わすものなど、あまりないかもしれません。
そんくらいの覚悟あるよね?
あなたはそれを選んだんだもんね?
きついことを言いました。失敬失敬。
スマホを見るなと言っているわけではございません。
奥様やお子さんと視線を交わすくらいはしてくれ、と思っています。
だから、一緒に同じ画面を見るとか、ゲームで遊ぶとか、全然素敵だと思います。
ワイは、子どもを育てるということは、とんでもないプロジェクトだと思っています。
だからこそ、子どもを産み育てる親業をしている皆様を等しく尊敬しています。
それ故に、そういったパパ面パパの話を聞くと強火の気持ちにはなってしまうのも事実です。
仕事でプロジェクトが動く時、めちゃめちゃ下準備しません?
資料作って、会議室借りて、週一くらいで進捗確認して、PDCA回して、って、やりますよね。
それと同じです。
奥様は、家庭という会社を回す共同経営者です。
だから、育児という一大プロジェクトを回すのであれば、PDCAを回していく必要があります。
最初は慣れないことだらけで、めっっっちゃ疲れますから、そんなことしてる余裕ないよ、と思われるかもしれません。
いきなりやらなくてもいいんです。
体力が奥様共にありそうな時、
余裕が残っている時、お話し合いを是非してください。
どういう人に成長していってほしいのか、
どういう教育方針でいくのか、
前提を共有しましょう。
これさえ違わなければ、どうにでもなる。
ここまでで聡い皆様にはお分かりでしょう。
親子関係は、夫婦関係からスタートしています。
だから、本当に話し合ってくれ。
それさえ出来てれば、本当にどうにかなるんだから。
どうにもならねぇ、ってなったら、ワイら心理屋の出番かもしれません。
夫婦カウンセリング、家族カウンセリング、教育センター、子育て支援、いろんな方法がありますから、助けを求めてください。
一目散に駆けつけます。
任せろって。