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演歌ジュエリーが欲しくなったけど、欲しかったものは実はもう持っていた話


自問自答ガールズはみんな大好き演歌バック。

あきやさんのこの記事は日々必死こいて生きている全ての人の希望であり、鎮魂歌。
私も大好きです。

毎日胃の痛みと吐き気と闘って、それでも頑張って仕事をした私だって演歌を歌ってもいいんじゃないか。

演歌とまでいかなくても鎮魂歌としてストレスで荒れ狂った私の心を鎮めて欲しい。

気分を上向きにしてくれるキラキラしたアクセサリーを自分のために選びたい。

演歌じゃなくても、着けていればいつでも鼻歌を歌えるようなご機嫌なお守りアクセサリーが欲しい。

今なら諭吉さん3人くらいは費やしてもいいという勢いもあります。

心踊る週末の予定として、ジュエリーショップへ行っちゃおうか。
というか、もう行かずにはいられない心持ちなんです。

切実に心に栄養が欲しい。

私を元気にしてくれる、キラキラした栄養が欲しい。

これさえあればなんとかなる、お気に入りの1つを手にしたい!
何にも優る、私のお気に入りを見つけたい!

私の心にキラキラした栄養が欲しい!

私の心に湧き上がる熱いジュエリー欲。




ただ、このジュエリー欲の片隅でちょいと心に引っ掛かるネックレスがありました。

それが去年の誕生日に主人にプレゼントしてもらった、eteのネックレス。

デザインが特徴的で、とても好き。

とても好みで好きなんだけど、チェーンの長さが私に合わない。長過ぎる。

私が着けるならもっとチョーカーみたいなサイズ感で身につけたい。

ただ公式では長さのお直しは対象外で、とても好きなネックレスなんだけど、そこだけがどうしても惜しい。
そこをクリア出来るなら、夫からのプレゼントと言うこともあって毎日着けたい。

演歌ジュエリー欲の後ろで、
本当は大好きなアクセサリーはもう持ってるんだけどな
と惜しいような後ろめたいような気持ちが心の中にユラユラと揺れています。

どうしようか悩んで、

演歌ジュエリー買う前にまずお気に入りをリフォームに出すことにしました。

まずそもそもなんですが、これは公式ではお直し対象外。

そうなるとジュエリーリフォームをしてくれるお店を自分で探して、相談しに行かなくてはなりません。

お店はすぐ見つかったのですが、いかんせんハードルが高い。

というのも、ジュエリーリフォームって大体宝石が付いているハイジュエリーが対象だったりします。
私が持ち込もうとしているのは、シルバー925を使用した、一応ジュエリーではあるのですがあくまでファッションジュエリー。

宝石が店頭に飾られているお店にこれを持ち込むのか。

大丈夫か?門前払いされない?

自分としては、持ち込むことで嫌な思いしてお気に入りに嫌な思い出がつくのは避けたい。

ネガティブが心にぐるぐるし始めたところで、贈り主の夫の「俺だったらとりあえずは聞いてみるよ」という言葉に背中を押されて「案ずるよりもやってみよう」ということでジュエリー店に足を踏み入れました。


案ずるよりも生むが易しとは本当でした。

とても親切に対応していただき、とても丁寧な確認LINEを頂き、3日ほどで私の手元に戻ってきました。
チェーンを短くしただけのリフォームでお値段は2000円。

たったこれだけ。

本当にたったこれだけのことだったけど、今まで可愛いけど着けると長過ぎてちょっとだらしない印象になってしまっていたネックレスが、私の、私だけのネックレスになって帰ってきました。

非公式ではあるけれど、自分だけのオリジナルカスタムだと思えば思い入れも人一倍。


この1件でジュエリーリフォームに味を占めまして。

もう一つ、リフォームしようかちょっと考えたネックレスがありました。

それは母からいつかのクリスマスプレゼントに貰ったダイヤのクロスのネックレス。

ダイヤモンドの付いている高価なものではあるんですが、私は宗教色のあるモチーフが苦手でした。

「いいものなんだけど十字架か」

宗教に反対しているとかそういうのではなく、私自身は無宗教なので、なんのポリシーもないのにいいんだろうか?という腰の引けた理由です。
食わず嫌いに近いかもしれない。

高価なプレゼントで、気持ちが嬉しいので喜んで受け取ったけど、どうやって使おうか。

受け取ってからしばらくの間は、いつ使おうか悩んでしばらくしまい込まれていました。

これもリフォームしてモチーフを変えてもらおうか?

そう考えたんですが、リフォームのお店で
「クロスのモチーフはクリスマスの定番」
「人気のモチーフ」
という話を聞いて「あれ?私の頭が固かっただけ?」と考え直しました。

確かにクリスマスの象徴。
クリスマスも宗教由来のイベントですけど、人によっては神聖なイベントでもあるんですけど。

でも、宗教関係なくみんなが冬を楽しむホリデーシーズンの象徴。
冬の象徴に近いかもしれない。

何よりこのネックレス、本物のダイヤモンドが使われているから、身につけた時に本当にキラキラと美しく輝く。

今の私の疲れた心に、ダイヤモンドの輝きがほんっとうにテクニカルヒットしました。

クロスのモチーフも逆に自分のことを守ってくれるような気さえしてくる。

もうこれはこのまま使いたい。


「ダイヤモンドのキラキラ」は私の頭の硬くなった部分を綺麗に溶かしてくれました。

疲れた心にダイヤモンドは本当に効く。
お母さん、プレゼントしてくれてありがとう。
なんか今になって救われています。

2つとも自分で選んで、演歌の如く「それでは買います!」となったわけでもないけど、「私にジュエリーを贈ってくれる人たちがいるんだな」という幸せを何だかひしひしと感じた私のアクセサリーたちです。

「自分の力で手に入れたものこそ大事!」みたいに考えていたこともあったけど、「私のことを大事に思ってくれる人の方がよっぽど得難いものなんじゃないのか」と今まで気が付かなかった幸せを噛み締めています。

ああ、私本当に疲れているのかもしれない。

演歌でも鎮魂歌でもないかもしれないけど、自分の心を守ってくれるジュエリーはちゃんともう持っていたんですね。

しばらくは新しいアクセサリーは買わなくてもいいや。

演歌ジュエリーを買わずにはいられない!
って思っていたけれど、案外もう幸せは手の中にあるかもしれない。

大切にしよう。

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