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トランプの由来

 トランプという言葉を当たり前のように使っていますが、実は、トランプという言葉は日本だけの呼称なのです!
 英語圏の国では、playing cards(プレイングカード)と呼ばれています。
 それでは、なぜ日本ではトランプと呼ばれているのでしょうか?

 トランプという言葉自体は、英語圏では、切り札という意味で使われています。
 この切り札という意味で使われていたトランプを、カードそのものの名前だと日本人が勘違いしたため、日本では、トランプと呼ばれるようになったそうです。

 マークの由来は、スペード♠が剣を表し「王候」、ダイヤ♦は貨幣を表し「商業」、クラブ♣は棍棒を表し「農業」の象徴で、ハート♥は「心臓」ではなく、聖杯を表し「聖職者」の象徴であるといわれていますが、これらの説には根拠がないため、正確な由来は未詳なのです。

 トランプのカード4種類は季節の春夏秋冬を表しているのです。
 春がクラブ、ダイヤが夏、ハートが秋、スペードが冬を表し、また、赤は昼で、黒は夜という、時間をも示しているといいます。

 キングとジャックとクイーンですが、それぞれ4種類のカードで向いている方向が違います。
 例えば、ダイヤのキングは、ダイヤの方向をじっと見つめていて、お金に興味があることがわかり、反対に、不吉を連想させるスペードにはそっぽを向いています。
 他にも、ジャックはハート、つまり恋愛に興味があるようで、ハートには熱視線を送っていたりします。

トランプ401×451

 ちなみに、カードの合計枚数は、ジョーカーを除いて、52枚となっています。
 これは、1年の52週を表しています。
 また、全ての数字を合計すると、364になりますが、ジョーカーを加えて365となり、1年の日数を表します。
 もう1枚の余ったジョーカーについては、うるう年となり、366日ということです。

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