Liam Gallagher John Squire
2023年12月に突如発表された、リアム・ギャラガーとジョン・スクワイアのコラボ。シングル「Just Another Rainbow」が1月5日、セルフタイトルのアルバムが3月1日に発売、ツアーが3月13日からスタート、という目まぐるしい勢いなんだが、ローゼズ命なわしとしては、ジョンがまたステージに立つならそら行かねば、ということで、弾丸でマンチェスターに来ている。
ツアーのチケット先行発売をゲットすべくリアムの公式サイトでCD買ったので、なかなか届かなくて焦ったが、出発直前に到着! 道中ヘッドフォンで聞き込んできた。
ローゼズ至上主義者の戯言だが、音源をヘッドフォンで何周かしての感想は、「もっさりしてて、ジョン・スクワイアの無駄遣いになっとるな」。曲はもう間違いなくジョンのものだけれど、「嗚呼、これをローゼズで演れてたら!」と思わずにはいられない。
リアム・ギャラガーは素晴らしいボーカリストだし、オアシスはデビュー時から最後まで聞いてたし、好きな曲もたくさんあるけれど、わしの中でどうしても2番手チームから抜け出せないのは、圧倒的なもっさり感。リズムがとにかく弱い。今回のドラマーとベーシストが云々、という話じゃなくて、おそらくリアム自身がもってるリズム感がああなんだろう。
これは好みの問題で、良し悪しの問題ではない。売れ行きから考えたら、わしが「もっさり感」と嘆くあの感じのほうが、世界では評価されたわけだし。
ローゼズに限らず、わしがハマるバンドは洋邦問わずすべて、ドラムがピシッと跳ねてて、ベースがブンブンうなって、それだけでドキドキワクワクするバンドなのだ。典型的なのが、ローゼズの「I Am the Resurrection」のイントロ、あのレニの8ビート!
リアムとのコラボ、これ、レニとマニが演奏してくれてたら、もっとフワッと天にも昇るような心地がしたはず。その音が脳内で響く。嗚呼、もったいない……
でもリアムには感謝してるんだよ。ギターを(また)置いたジョンを、もう一度引っ張り出してくれたんだから。
あとは爆音で聞いたらどうなるか。ということで、3月20日、ライブで体感する前のメモを残しておく。