test投稿 普通か特別
てすてすてすと 2023年9月4日 04:37
残った永久にいくつかの境界線があった 赤緑の黄色く発光した線が交差する一帯が瞬く間に現れた 深い暗闇の上に 仮にも端をとらえたのがひとときだった 重なった何枚かの面が向きのずれた縞模様 青白い絹の潮が広がるにつれ、金色に輝き 銅の色になって流れ、銀の淵に収束した ひたすら散らばりの粒と縞の奥行きと 硬化した反射の輝きに沿って、真っ直ぐの線が溶けていく それも一瞬だったに違いない
海洋の真っただ中に投げ捨てられた 小舟からためらい光の届かない水底の 今に見えない 地平の不在 なのだと ためらい深く覗き込んだ 海面に映る反射のまぶしさ 浅く見える表面の光の散らばりが 沢山の塩が入ったかのように目に染みて 直視することも その水面下を見通すこともできない事で 水面の上に激しく揺れるさまに押し潰され 丸ごと投げだすしか無かった 暗い海の中に示された 境界の反転
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