値決めは経営!
単価アップはしていきたいけど、お客様が離れてしまうのではないだろうか?
このような不安をもっている治療家の先生が凄く多いみたいなので
価格設定のお話をしてきたいと思います。
『値決めは経営』とも言われるくらい重要だと言われます。
お客様が「欲しいもの」を
お客様が「買いたい値段」で販売すれば上手くいくように感じるかもしれませんが、お客様が買いたい値段って何でしょう?
ここの理解が出来ないと、頑張っても利益が残らない状態になってしまいます。
「安くすれば売れる」→ お店が繁盛する の考えは今すぐに捨ててください‼
単純に価格を下げれば良いというものではありません!
ビジネスの格言に「安さは安さに負ける」というものがあります。
重要なことは、
『その商品にその価値がある』と感じて頂けるかどうかです!
値下げのリスク‼
値下げは簡単!値上げは難しい!
そう思っている方が多いと思います。
そうなんです、値下げにはリスクが伴います。
値下げをするという事は、同じ売り上げを上げるには分母数を上げていかないといけないという事なんです。
またその為の、集客コストが発生するという事です‼
例えば、10%の値下げをする場合に必要な集客率UP率というのは11.1%必要になります。 大した違いはないですよね…
では、20%値下げをした場合はどうなるかというと
25%の集客率UPが必要になります。
30%だと→42.9%
50%だと→100% になります。
元々月間のお客様人数が100人だった場合、50%の値下げをすると200人のお客様人数が必要になるという事です。
値下げというのは、一時的に売れているように感じる錯覚は生まれますが戦略無く値下げをするにはあまりにもリスクが高いという事を知っておいてください‼
では、あなたの商品・サービスの価格はどうされますか?
答えは…
価値を作って高く買ってもらえ!
価値を作って高く買ってもらえ!です。
「安いかどうか?」よりお客様にとって「安く感じるかどうか?」
を意識した方が良い!という事なんです。
では、どうすれば単価アップをスムーズに出来るでしょうか?
トップ営業マンは、いかに高い金額で買って頂くかを常に考えます。
同じ商品、同じサービスだったとしても
そこにどんな付加価値を提案していけるかが重要な事なんです。
そこで気付いてもらいたいのは、お客様にも種類があるという事なんです。
「とにかく安い価格で買いたい人」「満足や安心を買いたいと思っている人」がいるという事を理解しないといけません。
『価格は客層を決める!』とも言われるくらいで
安いという理由で来店する人は、
悩みも浅く解決するモチベーションも低いのです‼
あなたが値下げをすることで、喜んでくれるお客様や新しく来てくれるお客様が増える事はあると思います。
ただ、それは長期的にみてどのような経営をしていきたいのかというのを見極めないといけないのです。
ビジネスの格言に「安さは安さに負ける」というものがあります。
言葉通り安さに釣られて購入した顧客は、もっと安い商品やサービス、代替品に簡単に乗り換えるという意味です。
周りを見渡して、自分の売っている商品やサービスを、構造的にもっと安く提供できるようなライバル店があれば値下げは失敗に終わる可能性が高くなります。
リスクの低い値下げの方法‼
値下げは、上手に活用すれば大きな武器になります。
値下げの活用の方法として少しだけ紹介します。
①期間限定の値下げ
曜日や期間を限定して値下げをする方法です。
あまり忙しくない時間帯を絞ってやるのも良いかと思います。
②ターゲットを限定して値下げ
新規来店や、利幅が大きい特定の顧客層に限定して値下げする方法です。
③特定の商品だけ値下げ
複数の商品がある場合は特定の商品だけ値下げするというのが低リスクです。
④ポイントやクーポンで実質値下げ
次回に使えるポイントやクーポン券を付与して実質的な値下げを行うのも一つの手です。
このように値下げには使い方次第で、お客様の獲得やリピート売上にも繋げていくことが可能です。
まずあなたがしなくてはいけない事は、
あなたの店舗は、どのような客層に選んで貰いたいのか?
という事決める事なんです。
ここが決まっていないと、すべてがぶれてしまいます。
あなたの店舗の単価で、
あなたが求めている売上【利益】を得るためには
どれくらいの顧客数が必要になり、どれくらいの時間を必要とするのか?
そこから見直してみてはどうでしょうか?
売れる商品を作るには「明快なコンセプト」が必要‼
商品の売れる・売れないの9割はコンセプトで決まるといっても過言ではなく、売れる商品を作るうえで、ここが最も重要なステップとなります。
商品の価格、メリット、魅力、効果(Before-after)等々の商品コンセプトが明快になるほど売れる商品になります。
単価アップをしたい場合、上記が明確になっており
尚且つ、「付加価値」をいかに提供できるのか?で決まります。
お客様にとっての「付加価値」ってなんでしょう?
これはまた今度お話していきま・・・