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コミュニケーションスキルの習得は戦争以外で。

ここ最近、プロバガンダという言葉に多く触れるようになったことからも明らかなように、目で見ることのできないコミュニケーションの力を最も分かり易く実感するのは残念ながら戦争だと考えます。

スピーチライティングの重要性もさることながら、メラビアンの法則で示されている表情、しぐさ、声のトーンなどに加え、服装、メッセージを発信する場所、話し相手との距離、さらにはテーブルの大きさなど非言語コミュニケーションの雄弁さを物語るシーンには事欠きません。

ちなみに私自身も「戦争広告代理店」や「戦争プロパガンダ10の法則」を読んだ際にはコミュニケーションの威力の大きさに衝撃を受けました。

しかし、何の罪もない人々の尊い命や生活をコミュニケーションスキルを習得するための代償とするようなことは決してあってはなりません。

そもそもコミュニケーションは言語と非言語が一致していることが重要であり、日本にはそれを表現する言葉として「言ったことを成す=」があります。また、真心をもって人や物に対することを「誠実」、偽りのない正直な真心を「誠意」あるいは「誠心」といいます。さらに、コミュニケーションの語源は「分かち合う」「共有する」だともいわれています。

平和的で建設的、そして時にはウィットに富んだ対話によってコミュニケーションの奥深さを学ぶことができる日が早く訪れることを心から願っています。

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