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冷蔵庫の寿命と買い替え時

冷蔵庫といえば、紛れもなく生活必需品ですよね。

個人的には、人類の生活水準を押し上げることに貢献した最も重要な家電製品だと認識しています。

理由は単純にして明快で、冷蔵庫の有無で各家庭の食卓事情、つまり健康状態が大きく左右されてしまうためです。

冷蔵庫があれば、必要な時にお腹を満たすだけでなく、栄養バランスを含めてコントロールできますよね。

今では当たり前になっていますが、「食料を長期間保存できる」意義は事のほか大きいのです。

ところが、その冷蔵庫、365日休む事無くフル稼働しているだけに買い替え時が難しく、「故障してからやむなく」という方が多いのではないでしょうか?

その場合、数日間は冷蔵庫なしの生活を余儀なくされます。急な出費も痛いですよね。

というわけで、今回は冷蔵庫を買い換える理想のタイミングを考えてみました。

1)冷蔵庫が壊れやすい時期

最も壊れてほしくない季節に壊れます。そう、冷蔵庫が故障するのは圧倒的に夏が多いのです。

冷蔵庫に負荷が生じるタイミングは、内部を冷やす時ですが、さらに突き詰めて考えると、ドアを開閉した直後だという事がわかります。

冷蔵庫内の冷気が外へ逃げ出し、代わりに外気が入り込むためですね。

その外気ですが夏と冬では、かなりの差があります。

真夏になれば、30度を超える空気と入れ替わるのですから、暑い時期ほど負担が大きいです。

さらに、夏場は冷蔵庫を開閉する回数が増えてしまうことも原因のひとつでしょう。

2)冷蔵庫の寿命は何年?

内閣府の調査結果によりますと、冷蔵庫の平均使用年数は以下の通りです。

2017年 ⇒ 13.2
2018年 ⇒ 12.2

【参考・内閣府「消費動向調査」データ

冷蔵庫は故障を起こしにくい家電製品として有名ですが、10~15年がひとつの目安になりそうですね。

とはいえ、15年使っていたとしても、正常に機能していれば、わざわざ買い換える気になりません。

だからと言って、いきなり故障されても困ります。

3)冷蔵庫が故障する前の症状

ある日突然、壊れてしまう印象がありますが、普段から気を配っていると異変に気づくことができます。

故障前の主な症状は以下の通りです。

・冷えにくくなる
・冷凍庫に霜が発生しやすくなる
・作動音が大きくなった
・冷蔵庫の下に水漏れがある

アイスクリームを長期間冷蔵庫に保管していると、カチカチになっていますよね。そのアイスクリームが、緩くなっていると怪しいです。

作動音の変化は、普段から気にかけていれば分かると思います。水漏れに関しては何らかの異常が発生している事は明らかでしょう。

余談になりますが、冷蔵庫は側面や天面、背面から放熱しています。

側面に時刻表や予定表を貼ったり、天面を物置にしたりするのは止めましょう。即故障に繋がるわけではありませんが、寿命は短くなる可能性が高いです。

4)いつ購入するべきか?

冷蔵庫に限らず、家電製品は1年ごとに新型モデルが登場するケースが多いですよね。

型遅れになれば、価格は大きく下がりますので、ここが狙い目でしょう。

冷蔵庫の場合、新型モデルが投入されるのは、10~11月、冬のボーナス前には出揃っています。

※ 旧式の購入を前提にしていますので「最新式が良い」という方には参考になりません

そうは言っても、「まだ壊れていない物を買い換えるのは・・・」と、お考えになる方も少なくありませんよね。

家電製品の中でも高額の部類に入りますので、その気持ちはよく分かります。

ところが、高額製品だけに、モデルチェンジ後の値引きも大きいのです。

その一方で、夏に壊れた場合は、そこまで価格は下がっていません。

そのうえ、急ぎの案件ですから、なるべく早く届けてもらえるものを選んでしまいがちです。

今後10年以上に渡って付き合う家電製品なら、しっかり吟味して気に入った冷蔵庫を購入したいでしょう?

というわけで、購入してから10年以上経過、かつ故障の兆候があるなら、買い替えを視野に入れても良いのではないかと考える次第です。


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