受験の季節
寒い日がつづきますが、予報によれば、そろそろ峠を越えそうですね。
寒さのピークと受験が重なってしまい、パニック症を患っている学生にとっては本当に大変な時期でした。
というのも、寒いと自律神経は必ず交感神経が優位になります。
さらに、乗り合わせた電車が遅延や停止してしまうと、車内は息苦しくなりますが、逃げ場がありません。
そもそも、受験会場は独特の空気が漂いますので、どうしても緊張感が高まってしまいます。
そのうえ、マスク着用なのですから、これ以上ないくらいパニック症状を誘発しやすい条件が揃っているのです。
寒さが少し和らぐとはいえ、まだまだ交感神経が緊張しやすい時期がつづきます。
受験生の皆様はもちろん、自律神経失調症や不眠など自律神経由来の症状を抱える方も「寒い時期は交感神経が緊張するもの」という前提で活動してください。
「なんとなく今日は調子がイマイチだな」という日でも、予備知識があれば、少なからず不安が和らぎます。
極力身体を冷やさないようにする、つまり、しっかりと寒さ対策をすれば、交感神経の緊張が度合いを軽減することも可能です。
少しでも万全な状態で試験に挑めるよう祈っております。