最寄り駅が近づくと目が覚める理由
寒い季節は通勤時の座席が暖かく、電車の振動に揺られると眠くなりますよね。
睡眠が足りていなかったり、疲れていたりすれば、ついうっかり眠りに落ちてしまうのは仕方ありません。本当に心地良いのですよ。
京都駅まで通勤していらっしゃる方がおっしゃるに、通勤時間を睡眠時間として有効活用しているのだとか。
50分くらいですから、睡眠不足の時には貴重な時間になります。
最初から「眠るための時間」と割り切って考えるのもありです。
さて、この方がおっしゃるに、がっつり眠っている自覚があるものの「最寄り駅に着くと必ず目が覚めます。不思議ですよね」とのこと。
きっと似たような体験をしたことがある方も多いでしょう。
確かに途中の駅でのことは、一切覚えていないほどしっかり眠っていても、最寄り駅、もしくは、最寄り駅に近づいた頃に目が覚めますので、不思議な気もしますね。
とはいえ、一見すれば不可解な現象ですが、理には適っているのです。
常日頃、膨大な情報にさらされながら、その人にとって必要な情報だけを取捨選択している、そういうお話を聞いたことがあるのではありませんか?
最寄り駅で目が覚めるのもこれが原因です。
眠っていますので、もちろん意識はありませんが、無意識下では注意しなくてはならない情報に気を配っています。
つまり、最寄り駅が車内アナウンスされると、眠りから一気に覚醒するわけです。
ちなみに、道中の駅名は不要な情報ですから、眠りの妨げにはなりません。改めて考えると、使い勝手がよくありがたい機能ですよね。
ところで、@清水さんの奥方様は、眠っている途中で脚がつってしまうことがあるらしく、その度に清水さんも目を覚まし、介抱していらっしゃるのだとか。
一方、@なぐなぐさんの奥方様も、同じように脚がつることがあるそうです。ところが、なぐなぐさんは、まったく気付かないそうです。
清水さんが奥様に優しく、なぐなぐさんは薄情、そういうお話ではありませんよ?
清水さんは「助けを必要としている重要な警報」だと認識しているのに対して、なぐなぐさんは「自力で解決できるので不要な情報」だと認識してる、という違いです。
おそらくですが、なぐなぐ亭では、初期のころに「わざわざ起きなくて良いよ、起こしちゃってごめんね」というような出来事があったのだと思います。たぶん。
結論と致しましては、「無意識はあなどれない」という事ですね。