残念すぎるお正月
気分よく年末年始を過ごせましたでしょうか?
またぞろ感染者が増加しているようですが、過去2年とは異なり、帰省を控える要請もお願いもありませんでした。
そういうわけで、年明けにお越しくださったご年配の方々に「今年のお正月は楽しく過ごせましたか?」とお声がけしたところ、不満げな反応を示す方が3~4割程度(当院調べ)いらっしゃったのです。
一部のご利用者様にとって、残念なお正月であったことに疑いの余地はありませんが、成り行き上、詳細を尋ねずに話題を変えるわけにもまいりません。
というわけで、何があったのかお伺いすると、ご子息、ご息女の家庭にて発熱で寝込む人(コロナかどうかは不明)が出てしまったため止む無く、というケースが複数ありました。
仕方のない事とはいえ、孫と過ごせる揃い賑やかな正月から、爺様(婆様)とふたり、あるいは、1人きりで過ごす正月ですからね。そりゃ落胆もします。
そして、悲しげにこう仰るのです。
「本当は帰ってくるのが嫌なのかねぇ・・・」
いやいや、長期休暇は体調を崩しやすい傾向があるのです。決して帰省しないための口実ではないと思いますよ。
次いで、多かったケースが以下のパターンです。おそらく、皆様にとっても決して他人事ではないでしょう。
数年ぶりにあったお孫さんが、雑談しているときも、何なら会食中も決してスマホを手放さないのだとか。
事あるごとに目をそちらにやりつつ、通知があれば操作していたそうです。
さすがに、家族そっちのけでスマホに夢中になっているわけではありませんが、これはいただけません。
当人に悪気がないのは理解できますが、常にスマホを気にしているという事は、一緒にいる人よりも端末の向こう側の誰かを気にかけているという事ですから、ご年配層がお嘆きになるのも頷けるお話です。
徐々にこの辺りのマナーを学んでいくのだと思いますが、儘なりませんね。