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日本人のマナーは崩壊したのか?

先日、飲食店において単なる「マナー違反」とは一線を画す事件が話題になりました。

埋もれているだけで、実際には同様の案件が少なくないのでは? という印象を持った方も多いでしょう。

そうしますと、被害に遭った店舗だけではなく、業界全体の損失に繋がりかねません。

騒動も覚めやらぬ中、以下の様な記事を見かけました。

日本の中国料理店がカビ生えた麺を提供するよう従業員に指示か? 台湾YouTuberの告白が物議
(前略)呼児さんは店の冷蔵庫で保存していた麺にカビが生えているのを発見。店主に報告すると、店主は「ゆでれば大丈夫」と答えた。呼児さんが「お客さんがお腹を壊してしまう」と止めようとすると、店主は自分でその麺を調理して目の前で食べて見せたという。それでも呼児さんが止めようとすると、店主はイライラした様子で黙るようにと威嚇してきたとのこと。呼児さんは納得がいかずに辞職を決意し、カビの生えた麺の写真をネット上にアップして同店に行かないよう呼び掛けた。すると、写真を目にした人から保健所に連絡があり、店に調査が入ることになったという。(中略)

今回は利用者ではなく、店舗側の不始末という違いがありますが、なんとも信じ難いお話です。

当該店には保健所の調査が入ったとはいえ、一事が万事、これまた業界にとって大きなイメージダウンになってしまいます。

日本人のマナーは崩壊してしまったのだろうかと、暗澹たる思いで記事を読み進めていると意外な結末が記されていました。

以下、同記事より再び抜粋します。

(前略)呼児さんは店主について、「本人は台湾人と言っていたが、台湾に家はないとも言っていたし、実家は中国のどこかの省(忘れてしまった)だとも言っていた。発音や言葉遣いから中国(本土)の人ではないかと思っている」と説明している。(後略)

登場人物に一人も日本人がいません。

店主の「客に提供はしていない」という言葉を信じるなら、被害者になっていたのは日本人という位置づけです。

あるいは、日本語を理解できなくても採用された背景を考えると、日本在住の中国人や台湾人向けの店という可能性もありますね。

さすがに「めでたしめでたし」とは言えませんが、今のところ健康被害を訴える人は出ておらず、何より日本人が加害者になっていなくて安堵した次第です。

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