トイガンのお値段いまむかし
1970年代後半から1980年代頃のモデルガンの価格は、だいたいハンドガンで5000円から7000円、長物で15000円から30000円くらいです。
今に比べればなんと安いじゃないかと思っちゃうわけですが、これを今の貨幣価値でおよそ計算すると、
ハンドガン:24000円〜32000円
長もの:68000円〜140000円
ということになります。
六研の名作、三八式歩兵銃は当時45000円ですから、いまの感覚で23万円くらいしていたことになります。
長ものは特に高かったんですね。
トイガンは高級玩具で、今も昔も大人でしか買えなかったということがよくわかります。
いやいや、大人でも買えなかったというべきか?
でも、ハンドガンの数値を見れば、まあ、24000円から32000円というセンは現在のマルシンからタナカワークスのモデルガンやガスガンのクラスで考えれば、値段はそうは上がっていないことがわかります。
それどころか、東京マルイのガスガンで考えるなら、平均的にハイキャパクラスの値段で18800円ですから、当時の売値になるなら、5000円を下回る3500円くらいだったことになります。当時、3500円クラスといえば、安価なモデルの範疇に入っていた、安価なマルゴー製品、ワルサーPPKのスライドアションか、マルシンのジュニアモデルくらいです。
1970年代から1980年代当時のモデルガンで3500円で買えるものはごく僅かですから、今の時代は結構、恵まれていると言えるのかもしれません。
さらに値段の安い、クラウン製品とかで考えると、当時としてはなかったくらいに安いトイガンということになります。
しかしまあ、依然としてトイガンは高いアイテムですよね。
大人でも手が出ないアイテムであることは、40年前とはそれほど変わってはいない。
高いよねって感覚は、今も昔もあまり変わっていないのが現状のようです。