【ニュース考察】 物事を始める時は、目的とゴール地点を設定することが大事です
題にも書きましたが、何かを始めるときは、まず目的を設定しましょう。
目的も決めずに何かを始めてしまった場合には、途中でも良いから目的を設定します。
ということで、何事にも目的は必要不可欠です。
さて、ここで連日の報道にもなっているロシアのウクライナ侵攻ですが、ロシアの目的を見てみます。
ロシアにとって今回の侵攻の目的は、ウクライナをNATOの一員にしないことです。
決して占領したいとかは考えていません。
ロシアにとってウクライナという国は、以前にも書きましたが対欧州の緩衝地帯です。
それも舎弟に任せている緩衝地帯にすぎません。
ゆえに間違っても占領という手は、過去のロシアの対欧州の目的としてはありませんでした。
もしロシアがウクライナを占領すると、欧州とロシアの国境が接してしまいますので、緩衝地帯がなくなってしまうことになります。
ロシアの国の東側にはシベリアという不毛地帯が緩衝地帯になっています。
それに対し西側は、国が沢山ありますが、ナポレオンがモスクワに攻め込んだように、欧州からも侵攻することが可能なのです。
それゆえに、過去のロシアの安全保障として、舎弟による緩衝地帯が必要なのです。
舎弟が頑張っているうちに、軍備を整えてのりだしていき、舎弟の国で戦いを行うというのが、ロシアの基本的な戦略です。
今回のロシアの侵攻の目的は、ロシア組から抜け出し、NATI組の盃をもらいに走ったウクライナに焼きを入れることです。
簡単に言えば、組抜けは許せないということです。
今回の停戦の条件として非武装、中立を言い出したのは、大統領にロシアの息のかかった人物を据え、三下からやり直させるつもりなのでしょう。
そこが今回のロシアのウクライナ侵攻の目的であり、ゴール地点です。
ゴールに達するまでは焼きを入れ続けるでしょう。