【ニュース考察】 ロシア×ウクライナの先行き、今後についての推測
当初ロシアの戦略目的(推察)
ウクライナに電撃侵攻
ウクライナ大統領の捕獲
新ウクライナ大統領の擁立、傀儡政権の樹立
緩衝地帯の構築
ロシアの誤算
侵攻の長期化
大統領の捕獲は不可能
⇒緩衝地帯の構築が不可能
首都キエフとゼレンスキーウクライナ大統領を捕獲できなかったところから、すでにロシアの戦略目的は達成できないことが判明。
ロシア兵の死者も一万人を超えていることから、侵攻の失敗は明確になっている。
問題はどこでこの侵攻を終了させるかだが、ロシアの最大目的であるウクライナのNATOに対する緩衝地帯化は完全に失敗している。
侵攻できた地帯を占領、国土化できたとしても、ゼレンスキー大統領がいる限りウクライナのNATO入りは免れないだろう。
となると、ロシアはNATOとかなりの地域と接することになる。
これはロシアの最大目的である、ロシアの国境線外に緩衝地帯を設けることができなくなった。
完全にロシア側の敗戦である。
この後は十年くらいのスパンでロシアの中等国化、プーチンの引退、ロシアの弱体化が進み、国家として長期的に衰退するだろう。
問題は、この後である。
このようなロシアを国連としてはどのようにするかである。
第2次世界大戦の勝利国で作られた国際連合の常任理事国であるロシアをこのままにするのか?
それとも組織改革して、ロシアを敵国条項入りにするのか?
常任理事国をどう設定するのか?
ロシアの敗戦により国連も大きく変わらざるを得ないであろう。
日本としては、カントリーリスクをもっとしっかりと捉える必要がある。
親露派とか親中派とか、問題外ではないだろうか。
経済的にもかなりリスクは大きい。
資源国であるから大事にしてとかは理解できるが、国連の常任理事国でさえ国際法違反をするのであるから、他の国がしないはずがない。
日本以外の国に投資する場合はリスク管理をしっかりしないと、ひどい被害を受ける可能性が高い。
社会主義、共産主義(左翼勢力)による全体主義が呼ぶ不幸は、減らすことが重要だと考えている。