2月と雪と父と
2月になりました。
私が1年でいちばん好きな月です。
私の誕生日があるからというのもありますが、節分もバレンタインも、雪が降るのも大好きなんです。
私の誕生日は、私の出生地である茨城県内では珍しい大雪だったそう。
それが関係しているのかどうかは分かりませんが、雪が大好き、寒いのはわりかし平気な方で、冷え性とは無縁の身体をしています。
茨城のちょっと田舎で育った私は、友達があまりいませんでした。
小学校高学年ぐらいまでは、放課後や休日は家で1人でどうぶつの森かマリオパーティをして遊んでいました。
マリオパーティは、1人でミニゲームモードを延々とプレイし、ニューレコードをひたすら狙うというなかなかにストイックな遊びをやっていました。
基本的にインドア派寄りですが、外も好きだったので、外でぼっちで遊んでいる日も多かったです。
そんな私はスーパーお父さんっ子。
休みの日に出かけるのはいつも父とでした。
私に友達が少ないことを父が気づいていたのかはわかりませんが、本当によく遊んでくれました。
父は建築系の仕事をしていて、休みは雨の日か日曜日。雨が続くと、土日の晴れに仕事に出なきゃいけなかったので、梅雨〜夏は特に嫌いでした。
でも雪は違うんです。
平日に雪が降ると休校になる!
休校になるほど雪が降ると、現場仕事をしている父ももちろんお休み。
父のトラックカバーに積もった雪を降ろして、坂を作ってもらい、そり遊びをしていました。
友達がいなくても当時それほど寂しくなかったのは、父のおかげかもなぁと大人になって思います。
父はもう歳をとって、私も大人になって、さすがに雪の上を駆け回って遊んだりはできませんが、私が帰省すると嬉しそうに私と同じお酒を飲みたがります。
先日都内で雪が降ったときに、地元と父のことを強く思い出しました。東京に来てから、雪が降るといつもそう。私の雪は父との思い出。そんな2月、今年はあと何回降るだろう。
実家帰りたいなぁ。