見出し画像

散財記(202501)

2025年もあっという間に1ヶ月が過ぎようとしている。
新年からキリキリと働いており、いつもより資本主義社会に参加していない気がする。そろそろプロの散財家の名称は返上すべきかもしれない。

そんな中でも、いくつかの新しいモノとの出会いもあった。備忘録的に紹介したい。

① iPhone16 (256GB、ティール)

みんな大好きiPhoneである。のっけから、まあまあ大物である。気づいていないだけで、資本主義社会に全力でダイブしているのかもしれない。

これまではずっとiPhone13miniを使っていた。90年代に青春を送ったせいか、限界まで小型化されたガジェット(当時はそんな言葉はなかったが)に堪らない魅力を感じるのだ。当時は、登場するたびに小型化されるウォークマンに胸をときめかせ、所有するCDウォークマンの薄さを友人と競い合ったものだ。MDが出た時の衝撃は今でもはっきりと思い出せる。(未来じゃねこれ⁉︎)

そんな初老の身にとって、大型化するスマホはどうにも食指が伸びなかった。ジョギングが趣味ということもあり、弁当箱みたいな巨大スマホを抱えて走るのもなあ……という気持ちもあった。

だが、年末に長男と釣りに行った時に、iPhone13miniを思い切り海に落としてしまった。慌てて拾い上げたが、毎日一つずつ機能が死んでいった。ウォレットが使えなくなったのを手始めに、最終的には通話もできなくなった。防水だと思っていたが、さすがに限界だったらしい。修理店に駆け込んだが、店員さんから「これまた壊れますよ」と言われてしまうレベルで、やむなく新型の購入に至った。

どうせ買うなら一番良いヤツにしようと思ったのだが、よく考えたら、スマホでそんなに高度なことはやっていない。ゲームもしないし、主に使うのがKindleとLine、あとは音楽を聴くくらい。5倍ズームには惹かれたが、特段撮りたいものもない。脳内で「宝の持ち腐れ」という言葉がエンドレスリピートし始めたので、無印を購入することにした。

一番変わったのはサイズである。旧型のちっちゃなミニクーパーから、現行の全然ミニじゃないミニクーパーに乗り換えたような感じであろうか。一抹の不安はあったのだが、iPhone16を使っていたら一瞬で慣れた。今ではよくあんな小さな画面で作業が出来ていたなあと感心する。人間とは現金なモノである。

色は、新色の「ティール」を選択した。青と緑が混ざったような色で、どことなくティファニーブルーを想起させる。これまでは無難に白か黒かを選んできたが、色が付いているだけでなんとなく気分が上がる。せっかくなので、純正の透明ケースとmoftのスマホスタンドを買った。

スマホスタンドには、中にクレカとお守りとしていくばくかの現金を忍ばせている。このスタイルにしたところ、全く財布を持ち歩く機会がなくなった。案の定、や散財してしまったが、新年に新しいモノを買うのは良いものである。癖になりそうだ。

② ジャック・デュラン PAQUS 506 マットブラック

みんな大好きジャック・デュランの506。同じモデルの色違い(トーキョートートイズ)を所有しているが、あまりに気に入りすぎて2本目を手に入れてしまった。

より正確に言うと、誕生日プレゼントとして妻にもらった。誕生日3年分という約束が付帯してきたが、そんなことは関係ない。人生で「これだ!」と確信できたモノは、さっさと手に入れて、長く使うのが心得である。

色は定番の黒にした。トーキョートートイズ(鼈甲柄)と合わせれば、カジュアルからフォーマルまでどんな場面にも対応できる。

困ったのがメガネ店だ。ここ10年くらいずっと行きつけの店があったのだが、単身赴任になってしまったため、気軽に立ち寄れなくなってしまったのだ。仕方がないので、大通りを歩いて一番最初に目に入った店に飛び込んだ。

色々質問をされて、視力を測ったのだが、どうも老眼が進んでいるらしく、今のメガネよりも少し度を落としたレンズを勧められた。焦点距離が遠ざかっているようで手元を見やすくする必要があるという。

老眼ねぇ。自分で初老だ初老だと言っておきながらなんだが、老眼という表現をされると確定的に年老いた気がする。第一、表現が良くない。老眼。もう少し、かっちょ良い表現にならんものだろうか。

とはいえ、出来上がったレンズは完璧で、その後、3回通ってフィッティングも完璧に仕上がった。お気に入りのメガネをかけて街を歩くのは、なんともいえず良い気分だ。大事なメガネを入れる豪華なメガネケースが欲しくなる今日この頃である。

③ ファイテンの磁気ネックレス

ここ数ヶ月、激烈な肩こりに悩まされている。現場からデスクワークになったことで運動量が減り、PC作業の時間がめちゃくちゃ増えたことが原因である。湿布を貼ったり、バンテリンを塗ったり、猛烈に懸垂をしたりと色々対処療法を行ってきたが、一向に良くならなかった。

そんな中で藁にもすがるような思いで購入したのが、ファイテンの磁気ネックレスである。たまたま出かけたショッピングセンターで、ファイテンのブースで製品の紹介を受け、その場は耐え抜いたのだが、どうにも気になって仕方なく、Amazonでポチった。アスリートが付けている姿は良く見かけるが、まさか自分が購入するとは思わなかった品である。

紹介してくれた店員さんによると、体をリラックスさせて筋肉の緊張をほぐす作用があるとか。正直、半信半疑だが、効果があるならプラシーボだろうがなんだろうが、全然ウェルカムである。

人生もいよいよ後半戦。今年も自分にとって、心から良いと思えるモノにたくさん出会いたいものである。

いいなと思ったら応援しよう!