35歳、親父狩りされかけた夜。
先日三軒茶屋で後輩と飲んだあとほろ酔いで茶沢通りを歩いて帰っていたら目の前に若い男の子2人
ニヤつきながら近寄ってきて1人が私の両腕をいきなり掴みながらそのままひたすらニヤつく
1人はロン毛で俺イケてるだろ感、もう1人は帽子つば真っ直ぐ不良憧れ感醸し出すまだ子供ぽい2人
私も最初は笑顔で「なんですか⁈」と反応してたら不良憧れ男が腕まくってタトゥーをみせてきてだんだんニヤついていた2人が真顔になり睨んでくる
私もようやく「あ、これからまれてるんだ」と気づく
というのもこの直前後輩と飲んでたから後輩からの遅めの誕生日サプライズかなと思っていたけどずっと睨んで私の両腕をだんだん強く掴んでくるから
「あれ、面白くないしなんか長いからこれからまれてるだけだな」
どうしようかなぁと少し考える
男の子たちは変わらず言葉発さず態度だけ
おそらくスマホで録音しつつ自発的にこっちからお金を渡すようにしてるんだろうなと、万が一の時何も言ってませんって逃げようとしてるんだろうなと
なんかその令和版かつあげもイラッとする
そして私は男の子の目を見据えてぼそっと一言
『なーに』
男の子たちは変わらず言葉発さず態度だけ
私は次第に目を見開いていく
『なーに、なーに、なーに、ねぇなーに!』
と次第に声を大きくしていく
そしたら私の両腕を掴む男の子が私の腕を離す
と同時に私は腕を掴んでいた男の子の両腕を掴み「野獣死すべし」ラストの優作さんのように
『ねぇぇぇ‼︎なーーーにっっ‼︎』
男の子たちは腕を振り払い走って三茶駅のほうへ走っていく
私はその背中にも突き刺さるように
『ねー!なーーにーー!』
2人は見えなくなり踵を返しそのまま私は帰路につきました
そして後日また後輩と飲んだ時その話しをしたら「おやじ狩りされましたね」と笑っていた
そうかぁ、たしかにあの子たちからしたら立派なおやじだよなぁとしみじみ思いながら芋焼酎お湯割りをクイっと飲み干した
どうか今回であの子たちが世の中からんだらやべーやつがいて逆にいろいろ奪われる可能性もあるんだなと思い真っ当な人生を歩んでほしいなとおやじなりに思いました
いつの時代も言われてます「最近の若者は…」はピラミッド建設時も、ソクラテスも言ってますがとにかく次世代の若者は未知数の怖さがあります
私も久しぶりの出来事で興奮しテンション上がったけどよくよく考えて危ない面もあったなぁと猛省しました
皆さんもからまれた時は大声を出して人気のあるとこまでひたすら逃げるのが良いかと
私ももしまたからまれても振り払いダッシュで逃げられるよう鍛えたいなと思いました
ちなみに三軒茶屋はとても良い街でそんな輩に出会ったのも初めてです
そして彼らも「なーにおじさん」に出会った事で改心していればなと願っております