ひとり旅の【ながさん】20
「道」
1 「詩」
2 「旅」
3 「想」
4 「人」
5 「結」
1
遠くへやってきた、
学校が遊び場で、友達に会えるのが楽しみすぎて
朝が待ち遠しかった、あの頃。
遠くへやってきた、
木造校舎にきしむ廊下、校庭の隅のトンカラ森に鉄棒、
講堂脇の倉庫に体育館、教室も保健室も職員室さえも、
すべてが遊び場だった、あの頃。
遠くへやってきた。
脇道にそれず、まっすぐ進んできた俺の道。
あの頃と変わらず、痛いことも悲しいことも辛いことも、
悔しいことも諦めかけたことも・・・
すべて
脇道にそれず、まっすぐ進んできた道に
俺は、頭を下げる。
2
旅に出たい意味はない、旅に出かける理由もない。
ただ、
見慣れてない風景を見たかった、見知らぬ人に会いたかった、
ただ、それだけだ。
そして
いつもと違う道が恋しいのは、歳を重ね過ぎて
何度も何度も同じ道を通るのに、飽きたからだ。
俺の足が知らない道を求め始めた、
いつもと違う道が、恋しい。
3
思いのほか、相手を想えるオイラになったのは、
この道30年を超えたあたりから・・・
まさかを現実にしてくれたのは、この道があったから。
なのでオイラは、このままこの道を行く。
だって・・・
この道しか知らないし、ほかの道は知りたくない。
そして
この俺に、自信と誇りを植えつけてくれたのは、
職人としての道を教えてくれた師匠と、
それを貫いた俺の腕のおかげ。険しい道を共に歩んだ
女房のおかげ。
この道しか己を活かしきれないと悟った。
4
人に道は、確かにある。ただ、それはお金では買えない。
そこに道があるから、進んだ分は、お金に困らない。
進みがたし職人道には、血も汗も涙も喜びも達成感も
お金も名誉も、すべてある。
ただ
職人の道には、終わりがない。職人は職人によって
磨かれる。
俺は職人に救われた。
5
「人生を更に楽しむ」ためには、
詩を書いて 旅に出て 想いを 人に寄せて
結果は、あとからついてくる。
ありがとうございました(^_^ゞ
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