野菜
近所に畑を借りて、野菜を育てている。これまで収穫できたのは、きゅうり、ナス、ピーマン、おくら。畑を始めて、自分で作った野菜を食べて思ったことは「やはり、自分で手作りした野菜は美味しいな!」…ということではなく、それも勿論あるのだが、むしろ「八百屋さんで安価にあんなに美味しい野菜が買えるのヤバすぎる」ということだった。
畑は大変だ。肉体労働である。定期的な水やり、雑草との戦い。気づくと全身蚊に刺されている。そして、野菜は育てるのも大変であるが、実は食べるのも大変なのである。野菜が多く獲れると、消費に困る。なぜ人は漬物を作るのか。なぜ人は野菜をお裾分けするのか。畑をすることで、その理由の一端を始めて理解した。 保存食にしないと、近所に配らないと、一度に食べきれない。しかも野菜の成長は止まらないので、迷っている暇はない。野菜が命じる。「食べろ!漬けろ!!配れ!!!」
近頃は、ナスが収穫ピークを迎え、ナスばかり食べている。豚バラポン酢炒めにハマっている。作り方は簡単だ。熱したフライパンに一切れのバターを落とし、豚バラを炒める。軽く火が通ったら、乱切りしたナスを投入する。全体がしんなりしたところでポン酢をぶっかけて、よく馴染ませたら完成だ。お好みで大根おろしと刻んだネギを添えよう。ナス美味しいよナス。