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斜面地暮らしは不便じゃなかった
現在、私は、長崎の斜面地に暮らしている。地元の方はよく「斜面地は不便」と言う。ただ、自分はそこまで不便と思わないし、ここでの暮らしをとても気に入っている。
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そもそも、「便利」とはどういう意味だろう。辞書を引いてみた。
べんり【便利】
特別な目的にうまく合うこと。都合がいいこと。↔︎不便
何かを便利・不便と判断するには、目的が必要になる。何かの目的に照らして、それが便利か不便か、判断ができるようになる。
それを踏まえて、「便利な暮らし」という言葉を考えてみる。暮らしに、目的なんてものは、無いような気がする。困ったので、一応「目的」も辞書で引いてみよう。
もくてき【目的】
やり遂げたいと目指していること。めあて。
手に入れよう、実現しようと目ざすものやことがら。
なるほど。わかったような。ややこしくなったような。
手に入れたい暮らしは、人それぞれである。つまり、暮らしの目的は、人によって異なる。そうなると、ある場所が「便利」であるか「不便」であるかの判断も、その人の好み、その人の主観に依拠するしかない。
そう考えると、自分にとって斜面地での暮らしは、非常に便利ということになる。暮らしの中で、自分が手に入れたいものが、斜面地にはたくさんあるからだ。
場所や物件によるけど…
・景色が最高。視界は上にも前にも下にも広がる
・自然を感じられる
・静か(その分自然の音・鳥や虫の鳴き声聞こえる)
・太陽の光をめっちゃ浴びられる
・猫が多くて癒される
・都市が近いので、都市的要素も享受できる
・運動習慣がついて健康に(毎日30歩く & 階段登る)
・歩いてる間はpodcastで耳学習タイムなので無駄が無い
若いうちは、もう平地には戻れない。
色々と思案した結果「自分にとって、斜面地での暮らしは便利」という結論に落ち着いた。逆に、上記の要素が揃わないような場所ー例えば大都市ーは、自分にとって不便である、ということにもなった。
なんか、わかったような、ややこしいような。よくわからないnoteになった。