【重慶大厦〜ラオス紀行】 相手は変わらない、とらえ方が変わるだけ。東南アジア最後の秘境
「言葉をひとつ覚えただけで、乗り物にひとつ乗れるようになっただけで、これほど自由になれるとは思わなかった。街頭で新聞を買い、小脇に抱えて歩いてると、おじさんおばさんに道を訊かれる事もあります。異国にありながら、異国の人からの特別な関心を示されない。こちらは好奇の目で見ているが、向こうからは少しも見られない。それは、自分が透明人間になっていくような快感があります。」
この言葉は、言わずと知れたバックパッカーのバイブル本である、沢木耕太郎氏の「深夜特急」の中に登場するセリフです