ついて行きたいと思わせる人
30代になった今でも、何人もの「先生」に出会って、色んな事を教えてもらっている。職業的には、人を教える立場の「先生」でも「ついて行きたい」と思わされる人と、そうでない人がいる。ついて行きたいと思う人とは、長い付き合いになるし、そうでない人とは短期間のうちに路を分かつ事になる。
私にとって、「ついて行きたい」と思わせれる人とそうでない人の違いは、つまるところ
どれだけ相手のことを考えた行動や発言をしているか
これに尽きると思う。ある特定の知識や経験が上であるというだけの理由で、自分があたかも生徒より価値のある人間であるかのように振る舞う教師には、正直うんざりする。彼らは、自分が上に立って「教えている」という優越感を持つために人に教えているのではないか、とすら思ってします。おそらく彼らの視点は「先生」である自分に向かっていて、生徒に向かっていない。そういう人を信頼して、ついて行こうと思うのことは、私にとって難しい。
結局のところ、その人の人間性に魅力があるから時間を共有したいと思うし、そうでなければ、どんなに知識やスキルがあっても、そんな人と時間を共有したくないと思ってしまう。
自分のことばかり考え、自分がいかに有名になるか、先生としてのビジネスを成功させるか、そういうことばかり考えている人は、結局生徒がついてこないと思う。
自分とは違った経験をしてきている生徒からも学ぼうとしている先生、生徒の人生の手助けをしたいと思っている先生というのは、割とすぐに見分けることが出来るし、それは、言葉ではなく行動によく現れる。
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