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アキバのPCショップ時代、お店の外にレジを作って売上を上げていた話

おはようございます。

企業PRと文章とカメラで生活している砂流(すながれ)です。9月1日(日)23時30分をお伝えします。

とある業務の一環で、自分の職歴を振り返らなくちゃいけなくて秋葉原の販売員時代を思い出していました。

僕はフリーランスになる前は、日本エイサーで宣伝広報をやっていて、その前は、秋葉原にあるパソコンショップで店長代理をしていました。当時、そのパソコンショップは秋葉原に3店舗展開していて、『新規のお客様を獲得してお店を軌道にのせる』ことが僕らの店舗の至上命題でした。

そこで僕らのお店は奇策を展開します!

奇策というとなんだか聞こえは良いのですが、「奇策といわれるあらゆる作戦・・・・・・ そのほとんどは、 相手の事を考えすぎて本来の自分を見失った姿にすぎない」というスラムダンクの名言があるように、自分を見失い、お店の在り方を見失い、考えすぎて身動きがとれなくなるなど、たくさんの失敗をしています。

失敗しすぎた結果、常識外れな方法で売上を上げるゲリラ戦に勝機を見いだすことになります。

具体的にどんなことをやって売上が上がったかというと・・・

・お店の外にレジを作る
・売れ筋商品を赤字でタイムセールする
・店の外を歩いていた人たちを巻き込んで、みんなで有馬記念を見る
・パソコンショップなのにガンダムのプラモデルを販売する
・パソコンに詳しい人間ではなく詳しくない人間に接客をさせる
・商戦期は売れ筋の低価格帯パソコンの販売を縮小し、中・高価格帯に絞る
・デスクトップPCを高層ビルに見立て、プラレールを走らせて店の中に街を作る
・お店の前でアイドル(卵)とイベントを開催する

こんな感じ。どれも少なからず売上に貢献しました。それで一番貢献したのが「店の外にレジを作る」です。

このアイデアは、僕のアイデアではなく店長のアイデアです。

僕がいた店はスペースが狭く、当時はパソコンや周辺機器が雑多に置いてありました。また、パソコンを買うレジと周辺機器を買うレジが同じため、周辺機器のレジ対応をしている間に、パソコンを見に来たお客様に接客するチャンスを逃すことがよくありました。

1,000円の商品に対応を追われ、10万円の商品を取り逃すのは店にとっては大きな問題なんですね。

そこで編み出されたのが、店のなかではなく、外にレジを設置することでした。お店の外に新しい売り場ができるわけです! 周辺機器をそちらで販売することでパソコン接客の取りこぼしも減り、タイムセールなども仕掛けやすくなりました。

また、お店の外に激安商品を陳列することで、通行する人の目にとまることも増え来店客数のアップにも繋がりました。はじめは長机にレジと周辺機器を並べただけの見た目も貧相な売り場でしたが、改良を重ね、ピーク時には1万円以下の商品しかない中で100万円近くの売上が上がっています。

こういうゲリラ的なこと今はあまりやれていないので、もっともっと仕掛けていかないとなぁ。

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