ggrksは案外間違っちゃいない
ggrksという言葉がある。「ググれカス」の略語で、人に聞く前に自分で調べろ。みたいな意味があると聞いている。
確かにそうだと思う瞬間が最近は増えてきた。
ちょっと調べたら分かることを聞いてくる人は一体手に持っているスマホを何だと思っているのだろうかと思う瞬間が多々ある。
その手に持っている金属のそれは文鎮なのかとすら勘繰ってしまうくらい聞いてくる人がいる。
調子に乗ったことを言うかもしれないけど、自分は物知りの部類に入っていると思っている。
そんなだからか、よく「○○って何?」とかを家族が聞いてくる。自分を頼りにしてくれるのは分かるしありがたいけど、何度もそう聞いてこられると嬉しさは面倒臭さに変わってしまう。
最近は「検索するスキル」が求められるようになっているらしい。
よくあるアフィリエイト系のくだらない全然調べてないし最後の方で丸投げしたりしてくる「調べてみた!」みたいな記事が乱立してしまっているせいで自分が求めている内容の情報をきれいに検索することが難しくなっているそうな。
言われてみればそんな気もする。何かを調べたい時にはきっちりと検索をしないと求める情報にたどり着きにくくなった気がしなくもない。
Amazonの商品を検索する時も商品名だけではなくてアドレスにコマンドを打ち込んで検索を省くとかの手間をかける方がそれっぽい商品が見つかったりするし、むしろそれで検索を怠った人をカモにするために適当な商品が売られていたりするのを防げる。
何かが分からない時に、何が分からなくてどういった情報を求めているかを自分の中で順序づけをして検索をするスキルが失われてきているのかもしれない。
調べたらすぐに結果が出てくる代わりに、調べてくる情報が本当に正しくて自分が求めていたものなのか?みたいな部分まで考えることをサボってしまうと陰謀論とかに出会ってしまうのかもしれない。
全然直接的に触れることがないから適当に検索避けにするけど、koろナ関連とかの情報では比較的正しい情報を調べずにやたらと危険を煽るようなサイトとかを調べてしまって世界の隠れた陰謀に「目覚める」人が増えているらしい。
特にネットを使ってこなかった高齢者がその傾向にあるらしく、乱立する情報から正しい情報を探してそれを精査することに慣れていないことからデマを本当だと信じてしまったりするそうな。
ググれば簡単に出てくる代わりに、簡単に正しくない情報が出てくることもまた問題なのかもしれない。
まぁ、若者でもその携帯はインスタ専用か?と言いたくなるような使い方をしている人はいるだろうし、SNSしかしないのにiPhone12とかの上位モデルをわざわざ買っている人だっている。
だったらいいカメラを買ってSNS専用くらいのスペックの携帯を使ったらいいのにとか考えてしまうけど、そこは価値観なのでね。えぇ。
でもたまにいますよね。道に迷っていて携帯で調べたりしているのに自分だけインスタを見ているタイプの人。そんな人はあまり得意じゃない気がする。
他人が考えて答えたり調べて教えるまでの過程を考えずにただ脳死で聞く人は頭をもったいない使い方しているなぁと思ってしまうし、調べることを楽しめないのもこれまたもったいない気がする。
読書が習慣ではない人が本を読まないように、きっと検索をして何かを自分で調べる習慣がない人にとっては最初から自分が知りたいことを知っている人に聞く方が早いのかもしれない。
それにしても、少しは知っている人に対してリスペクトが欲しいなと感じた次第。
何でも聞いていいのは定額質問サービスの学校の中かSiriとかだけなんじゃないだろうか。
それを含めて「無知の知!」とか言われたらもう(いやちゃうやろソクラテスそんな意味で言ってへんがな)とかよりも先に(あっはいそっすね!!)みたいな気持ちが先に勝って答えてしまう気がするけど。
そういえば今日はお墓参りに行ってきたんです。三箇所お墓があるので車で動き回ったんですけどね、さっき自分しかいない部屋でいきなりSiriが「すいません、よく聞こえませんでした」って言ったんですよね。
これはご先祖様テイクアウトしてしまったのかもしれない。怨霊とかじゃないしご先祖様だからむしろ守ってくれているのでは?とか考えて今こうしてタイピングしてるけど普通に怖いです。
あっでもここ数日毎日英霊に宝具打たせまくって周回でこき使ってるんだから実質サーヴァントか!せやな!
安心したことにして風呂入って寝ます。ではまた明日、おやすみなさい。