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力水はビールのお味

初バイトから一夜明け、今日も仕事に向かっている。

いつものように近くのコンビニの喫煙スペースで覚悟を決め、バトルシップやパシリムのBGMを流しながら乗る電車は黙々と戦地へと向かう兵士を乗せるトラックとして輸送されていく。

バイト初日の感想?

当たり前のようにお客さんからビールやハイボールをいただき、流れるように試食としてお出ししている一品の端などが渡され、食後には一服ができてしまう。

働いているのかすら分からなくなる天職を見つけました。運命ってあるんですね。

そんなわけで今も職場へと向かっている最中にこれを書いている。間に合わなければ帰りにでも書きます。

さて、そんな職場ではお客様からのご厚意でいただくお酒は「力水」と呼ばれている。

力水といえばよく自動販売機で売られている250ml缶の炭酸のジュースみたいなやつだけど、成人してからの力水は同じ炭酸が含まれている水であっても麦とホップの味がした。

面接の時に聞かれた「お酒は飲める?」の質問は成人していてお酒が飲める?ということではなく、お酒を飲んでもすぐに回ったりしない?ということだったらしい。

その発想は無かった。その発想は、無かった。

ありがたいことにそこまで下戸でもないので普通にいただき、水を飲むかのように流し込むビールはいつもと変わらずにしっかりビールの味がするそれだった。

果たして休肝日は来るのだろうかと考えてしまう環境だけど、決まった作業しかない元々やっていたバイトがどうも霞んでしまったのは確か。

前からのバイトと並行してやろうと思っていたけれど、バイト初日にしてこっち一本でやろうと決意してしまうほどの職場でした。

そんなわけで今から2日目のバイトに向かい、明日も働き明後日も働く4連勤へ行ってきます。

そういえば課題をしそびれていた。果たして帰りの電車で小テストをこなせるのだろうか?それは今日のお客さまにかかっている。

まぁ、なんとかなるでしょう。なぜかって、自分には力水がいるから。黄色い麦の味がする大人の力水、これからもお世話になり続けます。

ではまた明日。行ってきます。

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