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欧米のIPO市場が引き続き低調な中、好調なインドのIPO市場
https://pitchbook.com/news/articles/india-pe-vc-exits-defy-ipo-slowdown
米国や欧州のIPO市場が引き続き低空飛行する中、インドが躍進しているとの記事を読んだ。インドの2大証券取引所(ボンベイおよびムンバイ)では昨年205社が新規上場を果たしたのだ。
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また、インドのIPO総額は2022年を大幅に上回り、PEとVCの支援を受けた企業が約17億米ドル、全体で41億米ドル強を調達した。
しかし、IPOにおける資金調達の過去最高額は2021年の74億米ドルなので、インドが好調といえどもピーク時と比べれば半分強程度の水準だ。
2023年のインド市場におけるIPOの多くは第3四半期と第4四半期に行われた。最大のIPOはインドの財閥であるタタグループにおいてのエンジニアリング業務を手掛けるであるタタ・テクノロジーズ(2023年11月)によるものだた。タタ・テクノロジーズの上場は20年ぶりで、24億米ドルの評価額で3億6,500万米ドルを調達した。
同月には、ICICIベンチャーから資金を調達した家庭用消費財メーカーCelloが、17億米ドルの評価額で2億2800万米ドルを調達した。
インドの勢いは2024年も続きそうで、2024年はアジアのIPOをインドがリードすると予想されている。12月に550億インドルピー(約6億6,400万米ドル)の資金調達を検討していると発表した電動スクーター企業のOla Electric(テマセクやソフトバンクなどが出資)は、2024年のIPO注目銘柄だ。