LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか(2)その前にKareem Abdul- Jabbarの記録を更新できるか
前回の記事が意外にも好評だったので、データを最新版に更新した記事を再作成しました。果たしてレブロン・ジェームズは残りのキャリアで前人未到の通算40,000得点を達成できるのか、そしてその前に通算得点歴代1位のカリーム・アブドゥル・ジャバーの記録を抜くことができるのか、について再度予測してみます。
前回の記事をアップしたのは2020年2月で、当時は「4年後(つまり2024年シーズン)には40,000得点を超える」と予想していた。当時の前提は、毎期65試合に出場し、毎試合22得点はするだろう。つまり、毎期65試合×22得点= 1,430得点は積み上げていくだろう」としていた。その前提でいくと、2021年−2022年シーズン開幕前の現時点では、通算得点は36,039点まで積み上がっているはずだった。
が、(言い訳ですが)前回記事アップ後の直後のコロナ禍に伴うNBA試合数削減、そしてまさかの怪我により2020年−2021年シーズンはレブロンの出場試合数が45試合に止まってしまったことにより、現時点でのレブロンの通算得点は35,367得点と、前回予想よりだいたい500得点ビハインドで推移している。
というわけで、今回は足元の35,367得点を発射台として、いつレブロンがカリームの得点を抜き、さらにその先の40,000得点に到達するのか、試算してみた。
1. 現状の立ち位置
レブロンの通算得点順位は現在歴代3位。以下グラフの通り、歴代2位のカール・マローン(36,928点)までは▲1,561点、歴代1位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(38,387点)までは▲3,020点、そして40,000点到達には▲4,633点 というのが現状である。
<以下、NBA歴代通算得点TOP5>
※ □内の数字はレブロンの現在の得点との差
2. 今後のレブロンの1試合平均得点および試合出場数の前提
これは完全に置きになってしまうのだが、以下の通りとした。
・キャリア終盤であることを鑑み、引退までの今後の平均得点はこれまでより低い20.7得点とする。(カール・マローンの37歳以降の平均得点を採用。カリームの数字を使用しなかったのは、センターポジションに特化していたカリームとの比較は難しい一方、パワーフォワードであったマローンの方がレブロンのプレイスタイルと近似しており、ベンチマークとするには適していると考えたため)
・出場試合数は71試合とする。こちらもカール・マローンの37歳以降の1期あたり平均出場試合数を採用。
<ご参考;レブロンとカール・マローンの年齢別平均得点推移>
3. 試算
以上2. の前提に基づくと、今後のレブロンの通算得点推移は以下の通り。
このまま行けば、まず第一の偉業(ジャバー超え。歴代得点1位)を見れるのは2023年−2024年シーズンあたりだろう。そして、さらにその年のうちか、次の年あたり(2024年−2025年シーズン)で、通算得点40,000点の偉業を見ることができるだろう。その頃はレブロンも39歳から40歳。どこまでパフォーマンスを維持して、記録を伸ばすことができるのか、非常に楽しみである。