筋目を通す
きのう、”誰にも強制されず、誰も強制せず”で
私の考えを少し書きました。
これは私がとても大切にしている考えなのですが、
これだけでは、世の中で生きていくためには
なかなかうまくいかない。
みんなが自分の考えだけで動いていたら、
組織立って動く場合に、バラバラになってしまう。
その時に、もう1つ重要な原則は、
”筋目を通す”
だと、私は思ってる。
筋目(すじめ)とは筋道(すじみち)。
物事の道理。
組織の意思決定するときに
”誰にも強制されず、誰も強制せず”
だけではバラバラになってしまう。
責任取る人は誰か?
決定権者はだれか?
最後はここに来る。
もちろん、決定するまでに、意見集約はしたほうがいい。
可能なら、議論をつくして合意形成の努力は必要だ。
しかし、最終的に合意形成できない場合、
または、毎回合意形成することができない場合は
(国の施策や大人数の団体など)どうするのか。
その時は、決定権者が決定をする。
メンバーは、決定したことに(たとえ自分の考えと違っていたとしても)
その成功・達成に協力する。
なぜなら、自分の意志でその組織に所属したり、
リーダーである決定権者を(直接、間接はあるにせよ)選んでいるのだから。
自分の意思(または自分たちの総意)でそうなっているのだから、
目標達成に協力するのが筋目。
”あなたの思い通りにやってみろ。責任は俺がとる”というのもいい。
それが決定権者の決定であるならば。
これは、会社だけの話しではない。
地域コミュニティ、自治体、国、あらゆる団体のほとんどに言える。
まぁ、現実の世界は、いろんな感情がじゃまをする。
このように思えない、これに基づいて行動しない場合もある。
人には感情があるからね。
でも、原則はここにあるということを、
自分でも忘れないようにしなきゃと、
意識しておきたいですね。