リープフロッグに学ぶ中小企業がとるべき道
きのうは、毎月楽しみにしています、
西原ゼミにZoom参加しました。
話しの流れは、リープフロッグ。
リープフロッグとは「かえる跳び」
遅れていた者や国などが、
技術革新により
先行者を一気に追い抜くこと。
先行者は、先行しているために、
その地位にしがみついてしまう。
または、いままで投資したものを簡単には捨てられない。
遅れていた者は、そのような負担やしがらみがないため、
新しい技術で一気に飛び越えていく。
電話網が普及していなかったアフリカ諸国に
一気に携帯電話が普及したり、
ガソリンエンジンを持っていないテスラが、
EVで消費者に支持されたり。
これは、イノベーションのジレンマにも通ずる。
ある程度成功すると、新しいことに取り組みづらくなる。
なにか新しいことをやるときは、
SWOT分析で言えば、
外部環境の機会(O)に自社の強み(S)をぶつける形で、
どんな事業を行うか、こう考えるのが王道。
でも、リープフロッグはちょっと違う。
弱み(W)を機会(O)にぶつける。
というか、遅れているという弱みを
「その分野には投資していないため、新たな手段を取りやすい」
という強みに再定義するという感覚なのかもしれない。
リープフロッグは、中小企業の考え方にも似ているように思う。
中小企業は、ないものばかり。
だから、中堅・大企業の後を追っても、
どうにも追いつくことはできない。
しかし、中小企業は、
ないものばかりだから、身軽ともいえる。
であれば、身軽であることを最大限に生そう。
これが、中小企業がリープフロッグに学ぶべき点ではないのか?
大企業の場合、1000億円くらい売り上げが見込めなければ
1つの事業として立ち上げられない。
でも、中小企業だったら、1000万円程度でも
取り組む価値はある。
だったら、中小企業が新たに取り組む分野なんて
いたるところにある。
うまくいってないときは、大きく変える時。
私たちアーティスティックスは、
2度の大きな変化をしました。
1度目は、ITミニバブルの崩壊。
もう1つは、リーマンショックと東日本大震災。
どちらも、大きな不況でした。
アーティスティックスは、二度とも大きなあおりを受けました。
特に、リーマンショックでの打撃は大きかった。
打撃を受けたときに、
そのまま耐えると変化するの2つの選択肢があると思う。
私は、二度とも変化をすることを選択しました。
それがいいというわけではありません。
私がそうだということです。
うまくいっているときに新しいことに取り組むのはなかなか難しい。
なぜなら、うまくいっているから。
なぜ、新しいことをやらなければいけないのか?
そういう抵抗も強い。
でも、うまくいっていないときは変化のチャンス。
「なにかしなければ」という合意はしやすい。
うまくいっていないにもかかわらず
「なにか変化しなければ」と思わない会社はどうすればいいのか・・・
それは、もう、市場から退場しかないと思う。
または、そういう経営者は、退きバトンを次に渡す時期でしょう。
自分が、自分たちがそうならないように、
精いっぱい変化していきたいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?