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オレがこんなことを言うのは、オマエが悪いからだ!


「オレが正しい!」

「オレは間違っていない!」

「間違っているのはオマエだ!」

「オレがこんなことを言うのは、オマエが悪いからだ!」


これは、モラ男のよくある口癖の一つです。


冷静に見ると理不尽としか思えないこんな考えを、なぜモラ男は当然のように信じ込んでいるのでしょう?


そう信じ込まなければ、心を保てないのがモラ男なのです。


自分が正しいので、自分に反論してくるあなたは、モラ男にとっては、『正しくない人』『間違っている人』としてうつります。


間違っているから、「教えてやろう!」「わからせてやろう!」と徹底的に攻撃してくるのです。


自分の正しさを守るために、自分が傷つかないために、自分を死守しなければ自分を保てない。


そのためには、自分が正しいということをあなたに認めてもらわねばならないのです。


なんとしてでも認めさせるために、激しい怒りと、執拗さで、相手の心を折れさせて従える。


あなたの正しさを認めてしまうと、自分の正しさが間違っていたとなっては心を保てないので、


モラ男が自分が間違っていると認めることなどありません。


モラ男は自己正当化のプロなので、素人のあなたが真正面から挑んでも太刀打ちできるはずもないのです。


吉田沙保里さんとあなたがプロレスをして、勝算ゼロなのと同じです。


最終的には、


「オレをこんなに怒らせるオマエが悪い!」


「オマエが悪いから、こんなことを言われても仕方ないよね」


などと、あまりにも堂々と逆ギレしてくるので、


「私が悪いのかもしれない…」


という思考停止状態になってしまった経験が、あなたにもあるのではないでしょうか?(これがモラ男の狙いだったりします)


モラ男がここまでして自分の正しさに拘るのはなぜか?


どこかで自分を信じ切れていない証拠なんですね。


なぜなら、自分のことを信じていれば、相手にそれをわかってもらう必要なんてないんですよ。


自分の気持ちを伝える必要はあると思いますが、自分ができることってそこまでなんですよね。


わかってもらえるかどうかなんて、それは相手の自由だから。


だってそうでしょう?


自分軸と同じで、自分が正しいと思うことがあるように、相手にも正しいと思うことがある。


自分に絶対的な自信と信頼があるなら、相手のそれも尊重できる。


伝えることさえ伝えた後は、相手がどうそれを受け取ろうと相手の自由だと、相手の自由も認めることができるんですよ。


逆説的に言えば、相手の自由を尊重できる人は、自分の自由を尊重している証拠。


つまり、相手の自由を尊重できないモラ男は、自分に対して本当は何も認めていないし、自分を尊重なんてしていないんです。


相手が自分の考えを理解して認めてくれなければ、自分の正しさそのものが壊れてしまい、自分の心が保てないほど脆いんです。


なんて自分に自信がないのでしょうか。


モラ男の口癖、


「オレが正しい!」

「オレは間違っていない!」

「間違っているのはオマエだ!」

「オレがこんなことを言うのは、オマエが悪いからだ!」


自分の正しさを証明するために、相手を否定し、オマエが悪いのだから何を言われても仕方ないのだと当然のように信じ込んでいるモラ男。


もはや、話し合ってわかり合おうとしても無理なのです。



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