サロベツ原野
今日は、仕事の用事で、道北のサロベツ原野へ行ってきたのだ。
オオヒシクイが来ている季節ということで、早々に用事は済ませて、案内していただいた。
僕にとって、この辺りに行くのは珍しいことでは無く、20年くらい前から、もう何十回と足を運んでいる。
それでも、ほとんどの機会では、通過するだけというのが正直なところ。
この辺りの植生や動物のこと、鳥のこと、具体的に知っていることはほとんどない。
後に図鑑をよく見て検証すると、どうやらこの記事にトップに使った写真はマガンのようである。
案内していただいたオオヒシクイの観察ポイントには、感動的な数の鳥がいたのだけど、こちらもほとんどがマガン。
もちろんマガンが悪いと言うわけではない。
そして、背景には、利尻山。
僕は、利尻富士と呼ぶ方がしっくりくる。
草の新芽を食べている大群は、ときどき一斉に飛び立つ。
まったく動じること無く、マイペースに草を食べ続けているのがオオヒシクイで、飛び立った方がマガンということだ。
すぐに、逃げられてまともに撮れなかったが、エゾシカもいた。
一頭は角がまだ落ちてないな。
大人よりも少し小さかったし、若い鹿なんだろう。
角は微妙だけど3歳くらいかな。
僕は鹿といえば道東の感覚があるので、この辺は鹿が多いというイメージはあまりないんだけど、それでも、今日は5,6頭見たかな。
季節が変わって住処を移動するせいか、この時期は道路から見えるところによく出てくる。
北海道旅行の話になると、ススキノでカニを食べて、みたいな話題が多いのだけど、本当は、サロベツ原野、大雪山連峰、阿寒知床、釧路湿原等、ぜひ、勧めたい自然がたくさんある。
距離と時間の問題もあって、北海道では観光バスもかなり強行スケジュールを組んで走るんだけど、ぜんぜん回りきれないのよね。
今日は、日帰りで600km程運転して身体は疲れたが、気持ちがリフレッシュした。
明日もまた、張り切っていこう。