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「金儲けしたいわけじゃない」って、つい言ってしまうけど・・

「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんな~」

なんていう、会話も今となっては夢のごとし。連休は営業するかしないか、何時で閉めるのか。ただでさえ閑散とした人通りに、そんな心配ばかりというのが今時の実情かもしれません。

それはそうと、世の中どうであれ、僕らはお金を稼いで生活を維持していかなければなりません。

結論から言うと、ごく一部の特殊な生き方をする人を除き、ほとんどの人はお金は稼ぐべきです。
「いや、ちがう。」と思う人こそ、ぜひ最後まで読んでください。

僕も以前は自分自身がお金に汚いところがあったので、稼ぐやつは心汚いやつだというイメージを持っていました。

嫌儲

「いやんもう!」っていうネットスラング。
昔ありましたね。まあ、2ch世代ですよ。

余談ですが、ひろゆき氏は嫌いじゃないですよ。
たしかに、ぶっ飛んでて誤解を招く発言が多いような気がするけど、安易にひろゆき氏の非難しちゃう人の意見を聞くと、抽象度が低いという感じをうけます。彼は、頭良すぎて一つ飛ばしでしゃべるので伝わりにくのか、単に成功者は僻まれるんでしょう。

「嫌儲」の話をもどすと、そういう僕らのような中年はさておき、最近は違う使われ方をしているようですね。

漢字の意味をそのまま取って、「儲けを嫌う」という意味で使うそうです。
そういう日本語はたぶん正式にはないのだと思いますが、「けんちょ」とか「けんもう」と読まれていますね。
少なくとも最近の話題で見かけたら「いやんもう!」ではないです。笑

日本には昔から「清貧」という言葉がありますし、時代劇では悪代官、昔話では意地悪じいさんなんていう、物語に出てくる金持ちは悪いやつ、嫌なやつが多いですよね。

そして現代でも、いわゆるボロい商売をやって、小金持ちになってる人は時々見かけます。はい。そういう輩は「人としてどうよ?」って人が多いですね。僕もそう思います。

真面目に頑張ってる人は信じられないかもしれませんが、詐欺師もたくさんいるし、自分が法を犯して儲けちゃってるという自覚すらない人もいます。

そういう文化や習慣、漠然としたイメージが相まって、「儲けることは悪いこと」という誤解が生まれているように感じてなりません。

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金儲けは悪くない

でもね。
「儲かってまっせ~」っていうのは、やっぱりイメージ悪いよ・・って思う気持ちは、わかります。

だから、サラリーマンは企業や団体の一員として、公務員なら国や地域のために、自分もたくさんのお金をもらっていることを棚に上げて、儲けることは悪いと思ってしまう。

「給料泥棒」なんて言葉もありますが、自分の会社に対して詐欺みたいなサラリーマンはけっこういますよ。

自分でビジネスをやろうとすると、「金儲けがしたいわけじゃない」と言ってしまう。営業利益を追求することがビジネスの定義だとしたら、完全に矛盾しているわけです。

でも、そうなんです。
僕もそう思っていました。
っていうか、本当にお金に困っていたので、お金持ってる人は全て人でなしくらいに思っていました。
なんなら、正社員や公務員を見るだけで「幸せな飼い犬、おつ」って思ってました。
(いくらなんでも極端ですが、実話です)

僕が開業したのは、もう10年以上前ですが、はじめはとにかく、食いぶち、食いつなぎという感覚だったのが、「自分が起こしたビジネス」ということが、数年かけてひしひしと実感してきました。

ビジネス書、マネーリテラシーの本、投資・資産運用関連の本を50冊、100冊と読んでいくうちに、ずいぶん感覚が変わってきたものです。

お金そのものは良くも悪くもないし、場合によってどちらにもなります。
そして、一時的な対価として流通しているだけです。

「金儲けしたくない」っていう気持ちはわかるんです。
都会の豪邸に住んで、高級SUVに乗って、ブランドバック持つ事に興味がないけど、自分には家族と慎ましやかに暮らしていく幸せがあるということなんです。

実によく分かります。
じつはそれ、前者の金持ちは使い道がクソなだけで、本当は金持ちの方が良いです。

日本の昔話と典型的に違うなと感じる代表格といえば「あしながおじさん」
いわずもがな、孤児院の少女に資産家がチャンスをくれるお話です。

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お金を嫌う人というのは、そもそも社会貢献欲を頭打ちにしてしまっている可能性があります。
自分だけ最低限食えれば、それ以上は望まないというのは、美しい生き方だと思えません。

限られた囲いの中の労働の対価を得て、自分の生活費を稼ぐだけは真面目に働いてますよっという人。
たくさんの人の生活を豊かにして、多くの人を笑顔にして、その対価として得たお金を、文才のある少女に託すことができる人。

どちらに「なれるか」ではなく、どちらに「なりたいか」でいうと、僕は後者になりたいと思っています。

子ども達が新しい時代を切り開いていく為にもお金が必要です。
僕には子どもがおりますので、まずは自分の子の興味や関心、教育に全力投球したいです。

人生100年時代を考えれば、まだまだ自分の教育にも再投資したいですし、さらにお金を残すことができれば、次世代の人に何か貢献できる事業にしたいです。

儲けようとすると叩かれる

「よし、わかった!しっかり儲けていこうぜ!」
と言いたいところですが、実際に行動するのは難しいことです。

自分側の問題で、なかなか動けないというかたは、各自頑張ってください(無責任。笑)

かくかくしかじがあっても、とにかくしっかりマーケティングして、自分のビジネスを世に知ってもらおうとアクションしようとします。
ここで問題になってくるのが、アンチの存在。

これは、ネット社会になる前からいたのかもしれませんが、ネットマーケティングが可能になって、ローカルビジネスから個人でもグローバルに戦えるようになりました。これ自体は、素晴らしいことなのです。
近所の誰かに嫌われても、世界のどこかにファンがいればビジネスが成り立ちます。しかも、その到達コストは、今や限りなくゼロに近いです。

ところが、到達コストゼロで仕掛けられるのは、マーケティングだけでなく、アンチにとっても同じことです。
「世界のどこかのファン」と同じように、「世界のどこかのアンチ」も、攻撃してくることがあります。

SNSである程度のフォロワー数がいる人や、ECサイトを運営してある程度の売上を出した人は、ほぼ経験してるんじゃないでしょうか。建設的な批判ではなくて、嫌がらせや、脈絡のない誹謗中傷をしてくる人がいます。

これは、実際にまだ利益が出ていなくても、やる気をだした人がターゲットになります。

先述したように、お金を稼ぐということは、社会貢献の対価を受け取るということです。
つまり、お金を稼ごうという意気込みは、誰かの役に立つサービスを提供したいと考えたということです。

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そういう人って、かっこいいんですよ。輝いてるんですよ。
そして、キラキラした人を見るとそれだけ腹が立つという人も少なからずいるということは知っておくべきでしょう。
「そんなやつらは無視すればいい」というのが、模範解答ではありますが、呪いは意外と強烈です。

自分が良かれと思って積み上げている努力を、得体の知れない人に攻撃され続けられたら、メンタルはかなり病みます。

アンチのメッセージだけは見えなくするというフィルタリングはなかなか難しく、善良なお客さんに対する窓口を広くすると、アンチのメッセージも見えてしまうものです。だから、善良なお客さんも含めて窓口は閉ざしてしまうか、アンチに絡まれても毅然と無視できる精神力のバランスは必要です。

大手企業はどうしているかというと、最近ではかなり窓口を閉じています。
企業に対してなにか意見をしたり連絡をしたくて、問合せ先がわからないでイライラしたという経験はないでしょうか。電話番号やメールアドレスが公開されておらず、「よくある質問」のサイトをたらい回しにされるということはよくあります。
それは、アンチに無用な時間を割くなら、善良な顧客に対する窓口も制限した方がメリットがあるという判断なのでしょう。

僕のようにスケールメリットで勝負できないスモールビジネスにおいては、こういう方法はあまり得策ではありません。
その分、いかにアンチに対応していくかは、大きな問題になってきます。

逃げるのか、闘うのか。これは、【逃走か闘争か】なんていう言葉遊びがありますが、結構ストレスがかかる方法です。
アンチとのエンカウント率を下げるということもあるし、アンチを生みにくいマーケティングということも考えられるでしょう。

たいていの場合は複合的な対策になるかと思います。個人によってベストなバランスも変わって来るでしょうし、マーケットの特性によっては、もっと違う方法があるかもしれません。

心配なことは、「やっぱり儲けたくない」って戻ってしまうことですね。
なんとなくそういう事態を想像して、お金を儲けすぎて目立ちたくないという意識があるのかもしれません。
それは、アンチの勝利です。輝いて社会で活躍しそうな人が、潰れて社会から消えていけば満足なわけです。
「誰かの役に立つサービスを提供したい」と立ち上がった人は、そうなってはいけません。

まとめ

お金儲けは悪いこと・・という、イメージ。
確かにあると思いますが、そうではありません。
お金の使い道を考えましょう。

お金自体は中立だし、稼ぐことは良いことです。
真面目な方法で稼いだということは、それだけ、社会の人に役にたったという指標です。

慎ましやかは悪いことではありませんが、「儲けたいわけじゃない」というのは、自分達だけ食えればいいという意味になっていませんか。たくさん稼いで、自由になりましょう。そして、稼いだお金や自由な時間を社会に還元しましょうよ。

僻みアンチの存在は強烈ですが、負けることなく頑張っていきましょう。

そんな風に考えて、僕は今後もしっかり稼いでいく方法を模索しています。
稼ごうと思っているみなさん、ともに頑張りましょう!

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ながおか@小中高学生の子を持つ経営者
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